山形の棚田や温泉街を背景にした夏のイベントに行ってみたら、すごく印象的だった。(棚田ほたる火コンサート~ひじおりの灯2014)

この夏休みに東北をまるっと旅してきたんですが、その中でも土地のよさや街を体験できたとても印象的なイベントが2つありました。山形県最上郡大蔵村の「四ヶ村棚田ほたる火コンサート」と肘折温泉の「ひじおりの灯 2014」です。

■広大な棚田で1200個のほたる火とオカリナの音楽

 

偶然Webでイベントのビジュアルを見かけて、これはゼッタイ行きたい!と思いました。日本の棚田百選にも挙げられるという四ヶ村の広大な棚田に、1200ものほたる火というものが灯り、その中でオカリナコンサートを行うという内容でした。

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温泉宿からイベント会場付近までシャトルバスで送ってもらい、そこからイベント会場まで徒歩ですが、その間に見える棚田や山々の景色がすごく気持ちよかったです。棚田にはあちこちにろうそくのはいったペットボトルが設置されていて、これに火がついてほたる火となるようです。

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このペットボトルの準備や、当日の案内、会場案内図などの用意を大蔵中学の1年生が担当しているらしく、手書きの案内図やお出迎えなどもあったようです。自分たちはゆっくり会場入りしていたので見られなかったのですが、こちらのブログ「東北のまん中で写真日記」で紹介されていました。地元小学生のお出迎え~交流したかった…。でも途中の田んぼで、あまがえる捕まえました。

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途中心地よすぎてこどもは寝てしまったりもしましたが、地元の方たちも椅子や敷くものをもって、ゆったりと音楽を聞いていて、なんとも気持ちのいいコンサートでした。その日はかなり天気がよかったこともあり、空には★が、地上にはほたる灯が、という最高の状態でしたので、ぜひまた来てみたい!と思いました。そして今日のおでかけも絵日記化してみました。

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以前に越後妻有 大地の芸術祭<冬>で体験したGift for Frozen Village 2013という体験型のイベントも思い出しました。参加者が小さなLEDを、雪原まで歩いて移動、そこで思い思いの場所にそのLEDを埋めて、光の花畑をみんなでつくるという大きな規模の楽しい体験型なアートでした。体験できる、参加できるアートって本当楽しい。

山形県の最上川からさらに南へ入っていった静かな山の中にある肘折温泉、ここで2007年から肘折温泉と東北芸術工科大学が行っているアートプロジェクトが「ひじおりの灯」でした。温泉街の温泉宿の玄関先に、それぞれ違った絵の灯籠が飾られていて、夜になるとすごく味のある雰囲気になっていました。となりの建物にはどんな灯籠の絵が飾られているんだろう?と温泉街をぐるぐる回る楽しみがありました。このひじおりの灯は、2014年9月から開催される「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ」にも展示されるそうです。

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2つのイベントを体験した翌朝、お蕎麦屋さんでみちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレというイベントがこの秋に開催されることを知り、これは自然を満喫しに山形へもう一度来ねば!と思いました。

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四ヶ村棚田ほたる火コンサート
ひじおりの灯 2014