株式会社サン・アドの創立50周年を記念した展覧会がGallery 916で8/30~9/6に開催されていて、トリスでおなじみのアンクルトリスなDMがとても気になったのと、会社からすぐ近くだったのでこれは行かねば!と思い行ってきました。
■そもそもサン・アドって
そもそも自分はWeb制作会社歴が長いので、広告制作のプロダクションについてもぼんやりしかわかっていないため、サン・アドについて再度メモしてみました。
- 1964年にサントリーの系列会社として設立
- サントリーの広告だけでなく他のクライアントも増えている
- 映像、CIやロゴ、グラフィックやWeb、パッケージ、空間設計などまで領域が広がっている
- 「徹底的な共和主義が会社の特長」…SUN-AD 創立の言葉より
- 「日本人による、日本人のための、日本人の広告をつくる」…SUN-AD 創立の言葉より
- 多数の有名なコピーライターやADを輩出している
- ライトパブリシティ(1951年設立)と並ぶ歴史ある一社
■このよく見るおじさんのイラストは?
あとこの展覧会のDMにもなっていて、トリスのCMでよくみるこのかわいいおじさんのイラストについても調べてみようと思ったら、トリスのページ「アンクルトリスとは」にまとまっていました…。見ていたら、アンクルトリスよりも、どんどんこの柳原良平氏のイラストや作品が気になってきました…。船の本やイラストがかなり気になります。
■アンクルトリスの生みの親、柳原良平氏について
- 1958年、寿屋(現サントリー)に在籍していた柳原良平氏がアンクルトリスを描いた
- サントリー退社後は船や港の絵や文章を発表
- 商船三井の名誉船長「柳原名誉船長ミュージアム」
- 商船三井のコンテナに描かれたアリゲーターマークもデザイン
- アリゲーターマークの携帯待受画面ダウンロードがありました!120pxっ
■展覧会の話でした
話がそれてしまいましたが、そんなわけで展覧会に行ってきました。大門の駅から歩いて5分ほど、青いビルに白い大きなアンモナイトのビル、Gallery 916での展示でした。エレベーターをあがると、すぐの壁には大きなアンクルトリスと社員の方々のオレンジに扮した写真。展示内で各社員さんのポートフォリオがずっとMacで流れていたんですが、華やかな作品をつくるクリエーターだけでなくて、デスクの方たちもこんな風に働いています!と紹介があったりして、きっとあったかい会社なんだろうなぁ、と勝手に想像してしまいました。
代官山のT-SITEでこれまでサン・アドが作ってきた書籍やCDなどなどのプロダクトを販売しているフェアも開催されているようです。サン・アドのことだけをとりあげた、ブレーン別冊「そこは表現の学校のような場所でした。」の販売も。展示はグラフィック~映像からデジタル、プロダクトや数多くの日頃見かけるロゴマークなどなど、50年の歴史の圧倒的な厚みやデザイン、クリエーティブなパワーものすごく感じる展示でした。明日の9/6(土)までの開催、ぜひっ!
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