新潟県で開催の越後妻有大地の芸術祭で見た作品を手書き地図にまとめてみました。

小学2年の息子との車2人旅でしたので、訪問した作品を思い出とともに手書き地図にまとめてみました。位置関係などはざっくりしていて、だいたいの位置です。動物いっぱい描いていますが、イラスト上の脚色です…。今回の芸術祭は、3年前の前回よりも、エリアが倍増していて、全作品を見回るには1週間は必要なくらいの、かなり充実した内容になっていました。前回から残っている作品もあるのですが、かなりの新しい作品が追加されていました。前回2012年の訪問メモはこちらです。

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パパコで行ってきました。夏の暑い野山や自然の中をパパコで黄色い看板を探して走り回る、それで最後にはごはんたべてお風呂に入るという、パパと子の絆を深めるのにもってこいな芸術祭でした。

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手書き地図のPDF版もリンクしてみました、ぜひぜひ見てみてください。
echigo_tsumari2015_map.pdf

今回はなるべく新作、新エリアを回るように移動しましたが、やはり車は必須と感じる距離感でした。飯山線沿いに作品展示が増えていることもあり、車がなくてもこの沿線をめぐるというルートでも十分楽しめるのではと思いました。あちこちの学校や会館などが作品展示場に追加されているだけでなく、個別作品用に建物が利用されていたり、建てられていたり。さらに作品展示の幅がひろがっているように感じました。

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十日町のエリアはキナーレを中心に街中あちこちで作品が展示されています。町の電気屋さんのテレビモニタを作品展示のひとつとして使ったり、昔ながらの建物を活用したりという展示方法も。キナーレは中心だけあり、家族連れで賑わっていました。コインランドリーの作品「T314 憶測の成立」が一番印象的な体験でした。「T304 モグラTV」の方は市原でもお会いしましたね、こんにちは!。

 

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北のうぶすな・下条飛渡エリアはさらに緑の自然いっぱいなエリア。作品だけでなく背景の緑がものすごく目を引きました。下条駅すぐの茅葺の相当高い小屋「T253 下条茅葺きの塔」が背景の緑に気持ちよくマッチしていました。小屋や倉庫に顏を描いた「T139 かまぼこフェイス」は運転していていきなり出会うと微笑ましいけど、ゆうとん疲れすぎてすでに寝ていて残念だった。

 

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前回も訪問した「T173 絵本と木の実の美術館」は相変わらず楽しい校内でした。新たに思い出を食べる妖怪が住み着いていました。自転車をこぐと動き出すしくみや、玄関外にある木の動物たちが校内のものと連動して動いている??しくみだとか、ピタゴラ的楽しみ満載です。

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南西エリアのアジア芸術村・津南エリアは十日町からは離れていますが、電車に乗れば比較的アクセスしやすいようでした。津南の展示がどれもうちの子にはつぼだったようです。猫はでかかったです。「M052 上郷クローブ座」では、ごはんはできませんでしたが、建物にかかる超巨大なはしご「M053 Untitled project for Echigo-Tsumari」に驚きました。

 

こどもとの作品めぐりだったので、その作品のおもしろさだけでなく、その作品に触れたときのこどものリアクション、また実際に触ったり体験できる作品をこどもがどんな風に感じるのか、という見方でも楽しませてもらいました。なのでこどもが疲れすぎて車でふて寝している間の、ひとりで作品を見たものはあまり楽しくありませんでした。

今年の開催期間は9/13までです、ぜひぜひ十日町をご訪問ください。9/5〜6には、いちはらアート×ミックスでもすごい体験をさせてくれた指輪ホテルさんの新作「あんなに愛しあったのに〜津南町大倉雪覆工篇」公開があるようです。9/12には1日限り復活するYEN TOWN BANDのライブもあるという…。チケット手に入れられずでしたが、緑の真ん中にある農舞台とYEN TOWN BANDがどんなことになるか想像するだけで楽しそうです。

大地の芸術祭