こどもがはしゃぎまくって汗だくになる「魔法の美術館」へ行ってきた。

夏休みにさいたまスーパーアリーナで開催されていた「魔法の美術館 光と遊ぶ超体験型ミュージアム」に行ってきました。この展示は2013年9月にも「光のイリュージョン『魔法の美術館』~Art in Wonderland~」として、上野の森美術館で開催され、その時もこどもと行ってみたのですが、どの作品もこどもが楽しんでいたので、今回も!ということで行ってきました。

いろんな体験できる作品の中で、もっとも汗だくになっていたのがこちらの「つくもがみ」(坪倉輝明 氏)でした。ゴミ捨て場のような所でゴミが組み合わさって人型になり、映像の前に立った人をキネクトで認識して、わさわさ動き回るというもの。隣同士でわちゃわちゃ動き回ると、まるでゴミ家電でできたロボが戦っているかのような体験になっていて、小さい子たち(うちの子含む)が汗だくになって走り回っていました。

自分が好きだったのはこれ、「Pixelman」という作品。前面に自分の姿が表示され、一歩一歩近づくと、その姿がどんどん解像度が下がっていく、ピクセルでのドット絵になり、最後にはなんだかわからないブロックの集まりになるという作品。自分がファミコンキャラになったかのような。4人で横に歩いてみたいところです。

見た目のインパクトがすごかった作品「Splash Display」。訪れる前にビジュアルを見たときは、てっきり水面でのプロジェクションと水中にしこんだスピーカーでの水面の振動での体験かと思っていたら、これは小さなBB弾のような発泡スチロールがわんさと入っているところに映像をプロジェクション。ボールを投げ入れる行為なども取得して、動きの演出、最後には全体発泡スチロールが上に吹き上がるという見た目に驚きのある作品でした。投げ入れたときの因果関係などはよくわからなかったのだけど、うつされている大きな丸が的のようにあちこち動き、そこへボールを投げ入れると反応があるのだ、とうちの子が言ってました。

一家に一台欲しいなぁぁという作品「Immersive Shadow」。自分の影が壁に投影され、そこに落ちてきたカラーボールが人影に当たると跳ね返っていくというわかりやすい体験。またその跳ね返る音が気持ちよくて手を伸ばしてしまいます。こういうデジタルな体験のものは、どれもインタラクションしたときの効果音がすばらしく気持ちよくて好きです。

あとは壁面に飛び出た三角の立体があって、そこへプロジェクションしていた作品。その三角形の前で手を動かしたり動いたりしていると、反応があるようです。動きとのつながりはわかりずらかったのですが、映像がすごくきれいでかっこよかった。

あとあと…と映像で紹介しようと思っていたら、Tumblrって動画の投稿数に制限あるんですかね、動画投稿ボタンがグレー化した…、そのため残りは画像で…。

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「がそのもり」(重田佑介 氏)。床一面にプロジェクションされているいろいろな物語のシーン。そのエリアに白い本を持って入って、白いページを開くとそこに物語の好きな一部分を切り取って、自分だけの楽しみ方ができるという作品。去年に横須賀美術館でも展示があったので、体験済み作品だったのですが、細かくいろんな物語が散りばめられていて、行進している人たちや、動いているもの、家、木々などがかわいらしくてつい眺めてしまう作品です。

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隣にある撮影スペースで、表示される枠線にそって顏を撮影すると、この小さい箱庭的な世界に自分のアバターが入り込んできてくれるという作品、「TRANSFORM」という作品のようです。

そのほかにもいろいろ作品あったのですが、時間がなくなったのと、前半の「つくもがみ」でうちの子が遊び続けすぎて、体力が残り少なくなっていたため、駆け足での作品鑑賞になりました。うちの子運動不足からぽっちゃりしてきてしまったので、「つくもがみ」を1日中やるダイエットできないものか…とも妄想しました。その流れでコレを購入しました。

以下は余談。

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同じさいたまスーパーアリーナで開催されていた「からだのふしぎ大冒険」というのをやっていて、ポスターのビジュアルが子どもをひきつけたので、魔法の美術館よりも先にそちらへ行ったのですが、中身のコンテンツは海外のものをそのまま翻訳したかのようなもので、イラストやキャラのトーンも海外ののりで、表にあったポスターだけ日本むけに合うように変えたのか…というイベントであまり楽しめませんでした、しかも結構高かった…。ぁぁ…。

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以前、日本科学未来館で開催されていたうんちづくしな企画展「ボクらのうんちと地球のみらい 」は、本当に内容もよく練られて作られていて、最後まで親子ともに楽しめる展示でした。あれを期待していたのですが、魔法の美術館いく時間が減ってしまっただけの結果になり残念でした。しっかり展示を見るなら、両方行こう!と欲ばっちゃだめでした。

 

魔法の美術館 光と遊ぶ超体験型ミュージアム