パパコで種子島 vol.5 – 打上げが中止になってしまったので、今回の旅は宇宙芸術祭を見に来たことにする。

8/12、H-IIAロケット35号機の打ち上げ予定日で、前日の21時から公園にて待機しているパパコの体力はもうヘロヘロです。昨晩は赤い月がのぼり、空いっぱいの星で、朝になっても相当なよい天気で打ち上げ日和でした。日向にでると一瞬で滝のような汗がでる炎天下のため、車の陰に隠れて暑さをしのぎました。公園のトイレや水飲み場の水も枯れるような過酷な状況の中、あんな結末になってしまうとは…。

20170812

8/12のH2AF35

  1. 00:00 大型ロケット組立棟から射場へ機体移動
  2. 12:30 推進系統の点検、カウントダウンをホールド…
  3. 14:30 推進系統の点検、カウントダウンをホールド…
  4. 16:00 不穏な空気の流れる展望公園
  5. 16:30 打上げ中止に…ヘリウム系統の漏洩とのこと…

8/11の21:30あたりから公園にいたため、かれこれ19時間ほど公園にいたことになります。夜も昼も暑くてかなりしんどかったので、打ち上げ中止は本当に残念で、せっかく種子島にこどもときたのになぁと思いましたが、すこしでも懸念事項があれば延期するその取り組みが、これまでの成功率に繋がっていることを考えるとしょうがないなぁと。多くの人はぞろぞろとすぐに帰っていきましたが、うちらはなかなか名残おしかったので、射場を背景に写真とったり散歩したりしてから公園を出ました。

 

気持ちを切替えて芸術祭に来たんだと思い込んで見る

もともと30%くらいはそのつもりだったのですが、打上げが延期になってしまった今、種子島宇宙芸術祭の作品を見ることに気持ちをシフトさせました。あまり調べずにきていて、西之表港についたときに初めてガイドブックを買ったのですが、島内に10点ほどの作品があるようでした。その中でもかなりinstagram映えのする作品「ミラーボーラー」を見に行ってみましたが、これは夜見ないといけない作品でした!。真っ暗闇の中でかすかな明かりが宇宙の中の星のように見える謎の体験「Myrkviðr 〔ミュルクヴィズ〕」も見たのち、ごはんを食べに南種子に戻りました。そうするとなんだか町が浴衣であふれていて、みんな同じ方向に向かっていきます。なんだろうと思ったら「ロケット祭り」が開催中でした。打上げも中止になってし、祭りにいくかーということでパパコで参加し、焼きそば食べてきました。ぴかぴか光る電球ドリンクがここにもありました。(※実家の滋賀県長浜市の花火大会でもピカピカひかっていたので。)明日8/13もまだ島からはでられません…、明日も芸術祭を巡る旅にすると決めました。


〈パパコで種子島〉

  1. vol.1 H-IIAロケット35号機が打上がるので、パパコで種子島に行ってみることにした。
  2. vol.2 出発前日に打上げが1日ずれたので、わちゃわちゃした。
  3. vol.3 種子島行きは陸海空の一日仕事。ただ、帰りの切符もしっかり抑えましょう…。
  4. vol.4 ロケット打上げを見る展望公園ロケハン〜気合いで17時間前に現地入りしてみた。
  5. vol.5 打上げが中止になってしまったので今回の旅は宇宙芸術祭を見に来たことにする。