H-IIAロケットの打ち上げを見に行った絵日記を描いておりましたが、裏目的として種子島で8/5~11/12で開催されている「種子島宇宙芸術祭」に行くことも大きな目的でした。新潟の大地の芸術祭、千葉のICHIHARA ART MIX、瀬戸内国際芸術祭とこれまで巡ってきたので、種子島もはずせない!と思っていました。あまり情報を調べている時間がなかったので島入りした後に、観光案内でガイドブックを買いました。係の方や、インフォメーションセンターに電話してみたのですが、今やっている作品がどれか?今日は何か特別なイベントがあるか?といったことも情報不足な状態でした。島から戻った後に、これはいかん!と思い、自分が巡ってきた作品だけでもイラストマップ化してみました。
イラストマップぜひ使ってください
種子島宇宙芸術祭イラストマップ(PDFファイルはこちら)
自分がめぐってきた作品マップですので、見ていない作品は絵がありません。作品名のみ入れております。道路については多少曖昧な部分ありますが、西之表〜南種子町への道路は基本国道58号線一本でかなりわかりやすいため、あまり問題ありません。その他お気づきの点や、使ってみた感想などあればぜひ教えてください。
だいたい2日間あれば全部まわれます
南北の全長57kmほどの種子島なので、レンタカーを借りることができればあちこち回れます。芸術祭の作品は西之表、中種子、南種子とわかれていますが、基本的には国道58号線沿いに点在しているので、車で縦断すればだいたい巡れるようになっています。ただレンタカーがない場合は路線バスという選択肢もあるようですが、かなり時間がかかってしまうと思います。
インフォメーションセンターでも作品やワークショップが
スタンプラリーなどない、スタッフもいない。
他の芸術祭ではチケットを買うとよくスタンプシートを渡され、作品横にスタンプが設置されていて、作品を巡りつつスタンプを集めていくスタイルが多かったですが、この芸術祭は違っていました。スタンプもない、作品展示されているところにもスタッフさんはいない…。説明も聞けない…のでたまに入口がわからなかったり、これはやってるの…か?ということもありましたが、それはそれで楽しい作品巡りでした。大地の芸術祭りではこへび隊、瀬戸内ではこえび隊というボランティア組織がありましたが、種子島でこれを結成するのはいろいろ難しいのでしょうか。
廃校の中に展示された作品。ドアに鍵かかってて入れず…。外から眺める作品かな?
こちらも入口がわからず、翌日、入口の錠前が開いていることに気づいて中に入れました。
夜に行くべき作品、晴天に行くべき作品
ミラーボールのようにきらきら光る作品「はじまりはじまり」や、ペットボトルで作られたロケットの「ペットボトルロケット」、11月に千座の岩屋で開催される「スーパープラネタリウム」など、ライトアップしてきれいな作品もあるため、このあたりは暗くなってから必見です。ただ種子島の夜はものすごく真っ暗になるので、注意が必要です。またまわりの視界が空とさとうきび畑と作品のみになる「星空◯◯◯観測所」は、ぜひ晴天の日に見たい作品です。
種子島の中種子町あたり58号線をちょっと曲がったとこにある「星空○○○観測地点」。快晴の時来たらもっとキレイそう。夜も星がすごそう。水道施設にペイントされただけのものなのにまわりの風景や空と一緒に作品なってるのが面白い。 #種子島宇宙芸術祭 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
晴天だとこの水道施設とまわりのさとうきび畑がものすごくキレイ!
千座の岩屋、ここでプラネタリウムがと想像するだけでテンション上がります
ロケット打ち上げ見学と合わせて行くとさらに楽しい
今回もH-IIAロケット35号機の打上げにあわせて種子島にいったのですが、宿やレンタカーを予約するのはすごく大変ですが、せっかく普段なかなかいけない種子島まで行くのであれば世界一美しい打ち上げ場と言われている種子島でのロケット打上げを見ないわけにはいかない!ぜひ次回打上げ予定にあわせて計画してください。次回はH-IIAロケット36号機「みちびき4号機」が2017年10月10日に打上げ予定です。
恵美之江展望公園 #H2AF35 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
H-IIA35号機の打上げ日の恵美之江展望公園、屋台もでてます!
H-IIA35号機の打上げ…。
あわせて開催されている別のイベントも要チェック
種子島宇宙芸術祭だけでなく、西之表市ではくろしおの芸術祭で街中がアートにあふれていたり、ロケット祭り、鉄砲祭りなどが開催されていました。また船でわたった鹿児島南埠頭のドルフィンポートで「宇宙こどもミュージアム」も開催されていましたので、ここにも立ち寄ったりしてみました。島自体はそんなに広くないので、おもしろそうなところにはあちこち立ち寄ると面白いことに出会えると思いました。その他宇宙のたねプロジェクトとしてクラウドファンディングも実施されていたようでいくつか成立しているようですので、これもまた楽しみです。
西之表では町のあちこちにアート作品が
鹿児島南埠頭で開催の宇宙こどもミュージアム
種子島宇宙芸術祭は2017年の11/12まで。終了するまでにこの地図が誰かにお役に立てればうれしいです。
〈パパコで種子島〉