ニュースが速すぎる時代に、じっくり考える「視点」を手に入れる。大人と学生30人が夜にお酒を飲みながら…。イベントでグラレコしてきた。

coverどんどん流れて消費されていくニュースに、違った視点を投げかけるイベント。ハフポスト主催のニュースが速すぎる時代に、じっくり考える「視点」を手に入れる。大人と学生30人が夜にお酒を飲みながら…。というイベント。「#よそ者から学ぶ」をテーマに、ある地域に外部から異なる視点を持ち込んだお二人の話。おひとりはローカルアクティビスト小松理虔さん、もう一人は文化人類学の小川さやかさん。お二人のこれまでの取り組みを紹介されたあと、すぐにQ&Aにいくのではなく、各テーブルごとに話あったのちにゲストとのディスカッションに進むスタイルでした。このイベント自体にも話を聞いて、聞いただけで満足するのではなく、聞いた話を元にいちどチームで議論しさらにゲストとディスカッションするというじっくり工程でした。今回もイベント全体のグラレコを担当しました。

 

イベント概要


日時: 2019年7月30日(火)
場所: SENQ六本木 9階
定員: 社会人:15人/学生:15人

登壇: 小川さやかさん(文化人類学者)・小松理虔さん(地域活動家)
主催: ハフポスト日本版
協力: サントリーホールディングス株式会社・サントリー文化財団

司会: 竹下隆一郎さん(ハフポスト日本版編集長)
ファシリテーター: 吉田将英さん(コンセプター/プロジェクトプロデューサー)


 

イベントの内容は参加されていたフリーライターの小波季世さんnoteにとってもわかりやすくまとまっていましたので、全内容を見たい方はそちらを。キーワードだけなんとなくという方はグラレコを・・・。

 

あなたは当事者ですか?地域活動家 小松理虔さん

震災や福島第一原発についてあなたは当事者ですか?と質問する小松さん。常に外側の視点も持ちながら、ローカルに関わっておられる小松さん。行って見たかった、やってみたかった、という自分の気持ちが素直に活動に繋がっているようでした。課題に直面しているとどんどん視野が狭くなって外の視点が持てなくなるところに、外部からのよそ者が課題解決の鍵となる。外から客観視した視点を持ち、楽しく面白く関わりたいというよそ者視点が大事で、そういう関心をもって関わってきてくれる人を「共事者」と呼ぶのはどうだろうか、というお話でした。

 

まやかしの信頼だけど人間らしいタンザニア人コミュニティの仕組み 文化人類学者 小川さやかさん

香港チョンキンマンションに出稼ぎにきているアフリカ、タンザニア人は無計画にやってきてるようにみえるが、なんとかなるさと思っている。そこにはなにか助け合うなんらかの仕組みがあるのでは?とフィールドワークでインタビューすることに。TRUSTというSNSプラットフォーム上での信頼構築は、食べログなどのような評価システムとは違った一時的に「こいつちゃんとしてそうだな・・」というような一時的なまやかしの信頼ではあるが、とっても人間らしい仕組み。信頼をえるためにも、自分たちの空き時間では、ついでに助ける精神が根付いている。キャッチボール型のコミュニケーションではなく、Twitterのような投擲型コミュニケーションをする彼らには、特定の誰かに固執するのではなく、広く全体に助け合うという仕組みができている。

 

できたグラレコはこちら

20190730_huffpost