チームラボに行ってきたメモ

京都のWeb制作会社時代の元同僚 吉田さんに突然連絡して、まえまえから気になっていたチームラボへ潜入してきました。ひとりで行くのもなんだしなーと思って、思いつきでラナデザイン(ラナグラム)の丹野くんと一緒におじゃましてきました。

■チームラボさん事務所に潜入!
水道橋の駅から3分ほど歩いた所のビル、4~7階にチームラボがっ。緊張しつつエレベーターあがってみると、受付には噂のアレが。あ、吉田さんもいる。なぜかダルマを抱えている…。


こ、これが「Face Touch」かー。受付に設置されていて、部署や名前から他人を呼び出すと、その他人のPC内のアプリでポップアップするというしくみらしい。すでに同様のものが数社に納品されているらしい。うーむ自社開発っ。


しきりの全くない開かれた打ち合わせスペースの階。隣の打ち合わせ声が聞こえすぎるんじゃ…とも思うが、これがきっとチームラボ流なんだろ…。机面がドット絵で構成されているもの、日本画風の東京が描かれた机(スカイツリーの壁画のために作られた作品とのこと)、机が大きな紙になっていて、打ち合わせしながら書きながら共有できる机だったりと工夫満載の打ち合わせスペースだった。

■社内も展示スペースになっている

社内のいたるところには今までのアート作品のサイネージが展示されていて、あのチームラボハンガーも実際お試しできるように設置されていた。2つ持ち上げたらどうなるんだろうーとか、結構ハンガー壊れやすそうね‥とか気になる所はありつつも、もちろんこのあたりも鋭意改善検討中とのことでした。

チームラボさんが最近力を入れている、アート系の作品制作については社内には5~6名の方が担当していて、日本画を描かれるかたもいるとのこと。そういえば隣の唯一しきりのある会議室にも日本画が飾られていたり、さきほどのスカイツリーの壁画などもすべてその方が元を制作されたそうです。

■ウルトラテクノロジスト集団ってどんな体制?
社内のことを質問してみると、社員は全150人ほど、グループなど入れると300人近くもいるらしい。プロジェクトの提案から制作進行まですべてを担当するカタリストと呼ばれる職種の方が20名ほど。一般の制作会社的にはWebディレクター?のような仕事内容でした。Webデザイン担当は10名ほど。他にウルトラテクノロジスト集団のコアを担っているシステムやプログラム関連の方も100名以上!もいるそうです。これはすごい技術力だなぁ。

それにしても、カタリストってなんだろう?

特長だったのは打ち合わせスペースの奥のエリアが工作室的なエリアになっていて、LANや電源ケーブルがいたるところから出ていたり、検証用サイネージパネルがあったり、海外にすぐいけるようスーツケースがあったり…。国内外にひろく進出しているチームラボさんならではの部屋だなぁ。

■ウルトラテクノロジスト集団ってどんな教育制度?
新卒の教育等についても質問してみると、基本的にはいきなり案件担当に抜擢され、OJTで学んでいくという考え方だそうです。カタリスト(ディレクター)は予算から提案、制作進行まですべてを1人でやる、Webデザイナーはマークアップまで全員がやる、そういう企業文化のようです。ものづくりな会社だなぁという印象をうけました。

■中尾 感想メモ

  • アートな作品や猪子さんプロモによりチャレンジングな案件が集まってくるしくみ
    【事例】ダイキン×TeamLab 雲プロジェクト
  • 試作を作ったり技術的な試行錯誤をできる設備や文化が根付いてた
  • 自分でがんばってできるようになれ文化
  • 日本画を描く人、電子工学の人、いろんな異文化が混ざっておもしろくなってる
  • やっぱり猪子さんいいなぁ、会ってみたい
  • ハンガーのセンサーも以前は社員が内職のように手作りしてたらしい 熱い

■丹野くん 感想メモ

  • 全面的に技術よりな会社であり、そこを柱としながらも、コンサル、デザイン、映像、CG、インスタレーションとほぼオールマイティにできる様子
  • 社長が広告塔としてとてもよく機能してて、仕事の周り方、営業的な観点で大変参考になった
  • 社長の急な思いつきでスタッフが振り回され、そのムチャ振りに食らいつき乗り越えていく事で成長するというのはどこの会社も同じ様子
  • 研究熱心で行動力ある人は努力次第でいくらでも結果を出せそうな環境に感じた
  • トップから全体にわたり技術者に理解がある(環境、体制、案件、etc)
  • インスタレーションをやる技術者にとっては設備など充実してて素敵な環境
  • ラボ室の方々の表情が良く、楽しんで仕事してる様子
  • 案件で作られた事例がすぐ触れられるようにディスプレイしてるのはとても良い

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チームラボ株式会社
http://www.team-lab.com/
 

はみだし塾 vol.11 川村真司氏

2012年9月11日
AOI Pro. 大崎本社 大会議室

葵プロモーションさんが開催されているはみだし塾。はみだした広告作っている方を招き、これからの広告がどう変わっていくかのヒントを探ろうという会。無料で誰でも参加できるため、早速行ってきました。

■企画の根底「SIMPLE & UNIVERSAL」

  • 東京、ロンドン、アムステルダム、ニューヨークとさまざまな国・広告代理店で広告を作られてきた
  • その経験からどの国や文化でも人間が本質的に感じる部分を企画の核にすることで、より強い・拡がりのある作品が作れると感じた
  • 「SIMPLE & UNIVERSAL」を企画の根底で意識している。

その後、広告を作る時気をつけている3つのポイントに沿って事例が紹介されました。

■ポイント1:「CREATIVE PROCESS」(作り方から作る)

  • 対象をどう伝えるかをロジカルに考えて表現を作っている
  • 制作前(どう作るか)から制作後(どうひろがるか)まで考える
  • プロトタイプを作って検証しまくる
  • 制作プロセスもコンテンツの一部となる

【事例1】SOUR – 日々の音色
 シンプルなアイデアで世界中から視聴

【事例2】androp – Bright Siren
 メイキングのプロセスごとエンターテインメント

【事例3】androp – World.Words.Lights.
 ライゾマや明和電機と協力

【事例4】SPACE SHOWER TV – MUSIC SAVES TOMORROW
 真鍋大度氏、清水幹太氏と共に本物の精子を動かそうと試みた事例 実際はCGに

【事例5】NHK – TECHNE
 いろんな方の作り方~作品をみたいため企画

■ポイント2:「NEW USE OF MEDIA」(メディアの新しい使い方)

  • 横井軍平氏「枯れた技術の水平思考」
  • 知っている技術を違った使い方をしてうまく使うこと
  • 今ならTwitterを何かうまい使い方考えたりするほうが

【事例6】Rainbow in your hand
 パラパラの軌跡が虹に。めくる動作をエンターテインメントに

【事例7】SOUR – 映し鏡
 ブラウザ、MVを違った形で使用。清水幹太氏との初の協業

【事例8】SONY – MAKE TV
 ソニー製品を駆使したインタラクティブTV番組

【事例9】ユニコーン×宇宙兄弟
 雑誌や漫画、CDに散りばめたメディアミックスな隠し要素をMVでタネ明かし

■ポイント3:「STORYTELLING TECHNOLOGY」(新しい物語体験するためのテクノロジー)

  • 適しているテクノロジー、メディアを選択して使うこと
  • ただ流行ってる新しい技術というだけで使った作品は数年後にどうでもいいものになってしまう
  • いろいろなテクノロジーをちょっと違った使い方で

【事例10】androp – Bell
 曲のテーマである伝えることの難しさをTwitterとゲームで表現

【事例11】TOY TOYOTA – Backseat Driver
 TOY TOYOTAというおもちゃブランドを通じて社の姿勢を伝える

【事例12】intel – POP-UP THEATER
 フラッシュモブ的な映像をYoutube上でひろめる

■3つのポイントのバランスが大事

  • 「CREATIVE PROCESS」「NEW USE OF MEDIA」「STORYTELLING TECHNOLOGY」のバランス
  • アイデアとテクノロジー検証は同時に進めているが、自分も技術について理解するようしている
  • アイデアやクラフトを担当するCD と 技術、実現を担当するTDでのチーム

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川村真司氏
http://www.masa-ka.com
http://prty.jp/

はみだし塾
http://hamidashi.com/