うんちづくしな企画展「ボクらのうんちと地球のみらい 」にいって流されてきた。

ずっと前から気になっていた展示にとうとう行ってきました。日本科学未来館で7/2から開催されている、トイレ?行っトイレ!「ボクらのうんちと地球のみらい 」企画展です。そのものな形をしたブリットくん、ブリットニーちゃん、トイレの助のキャラクターも気になりますが、フジテレビとのコラボしているようで、お台場で開催されていたイベントにもうんちキャラがいました。企画・構成が放送作家の鈴木おさむ氏だったので、そのあたりの繋がりでしょうか。Webサイト制作はSemitransparent Designさん。いろいろ他にも展示や企画展のプランニング~Web制作をされてるようでした。ガンダム展宇宙博2014!スヌーピー展!等もすべてセミトラさん作でした。

会場は8つのエリアに分かれていて、トイレの心、トイレがしゃべったら…、宇宙のトイレ、未来のトイレ、幸せになるトイレ、歌い出すトイレ…などトイレ盛りだくさんです。身近な知識から、楽しくみれる映像や歌、体験できるものもたいさんあって、子どもがいろんな感覚を使って体験できる企画展でした。

■うんちの成分や臭い、働きをリアルに学ぶ!
はじめのエリア1では、うんちの成分図解だったり、うんちの状態を分類する「ブリストルスケール」の展示。これゼッタイ展示用に冗談でつけたネーミングだろうとおもいきや、イギリスのブリストル大学でつくられた国際的な基準だそうです。ブリストル大学…。それぞれの説明にはリアルに再現されたブツも展示されていて、子どもたちはぺしぺし楽しんでいました。隣スペースにあった、うんちの臭いがはいった缶々がありましたが、興味本位でにおって悶絶してる人多数でした。

ブリストルスケールを勉強したあとで、ねんどでうんちを作ってみよう!のワークショップコーナーでしたが、週末は開催なしでした。残念。カラフルな粘土で、ミニ便器型のプレートの上で子どもたちが粘土をこねる様は、楽しそうだなぁと妄想しました。

となりで流れる腸内細菌の働きをラップにのせてアニメーションしている映像も、子ども釘付けでした。ぜひみんなのうたで放映してほしい。
■トイレでエンタメ?ふたりでトイレ?
エリア2はこの日は完全にエリア3への長蛇の列なエリアだったのですが、一風かわったトイレたちが展示されていました。陶器でつくられたものすごくきれいなトイレ。おしっこをセンサーにあてると、量が計測されてゲームができちゃうトイレ。これ、お台場ジョイポリスに合った記憶が。また小さいこどもが並んでトイレできる、2つ並んだトイレ。君はここでトイレできる?マジックミラーなトイレなどなど。


また、自分だけのトイレ、と題して、こんなトイレはいやだ、こんなトイレ欲しいという記入型のコーナーも。付箋で壁にぺたぺた貼っていく式でしたが、ここはどうせならトイレの落書きメタファーで、みんなで壁に書いていく記入式がよかったなぁと思いました。


■うんちの旅を実体験できる巨大トイレへ飛び込もう

トイレの歴史を年表とフィギュアで再現した廊下を抜けると、メインイベント?の「うんちをかぶって巨大トレイに飛び込み、水がきれいになるしくみを学ぼう!」のコーナーへ続きます。

大きな滑り台になっていて、そこへ滑っていくうんち体験コーナーで、ひとりのうんちが飛び込んでいる間に、次のうんちが飛び込むと大変なので、とても時間がかかります。
エリア2にまで伸びる大行列に。しかも一緒に来たうちの子どもは、「はずかしいから。」という理由でそうそうに下水へ行ってしまったので、おっさんひとりでうんちかぶって便器へ飛び込む始末…。だいぶ寂しいうんち体験してきました。

下水へ入って行くと、壁には流れていくうんちや、それを処理するバクテリアなどが映像で流れ、最後は海へ流れ込み、浄化されていきます。たかがうんちですが、世界とつながってるなぁという感覚でした。

■なんだか壮大な物語を体験した気分
いきなりのエピローグ。エリア4・5は、自分が巨大トレイの順番待ちしている間に子どもが見て回ってしまったらしく、自分は流し見しかできませんでした…。Webサイト等によると、ここまで得た知識からさらに、宇宙でのトイレや未来のトイレ、またすごくまじめな災害時のトイレのこと、世界のトイレのことにまで話が展開して、すごく勉強できる展示になっていました。トイレすごく大事!
そしてエピロードでは、ステージにトイレが並んでいて、音楽がはじまるとトイレのフタに顔がプロジェクションされて、いっせいに歌い出します。ほんわかした歌に子どもたちが釘付けになっていました。トイレが歌ったりしゃべるなら、便座カバーなり便座なりを口のようにフガフガしてしゃべってる感を出して欲しかったなぁと思いつつ、トイレ大事!と実感しつつ退場しました。
会場の外には金ピカなトイレや全体をきらっきらにデコられたトイレなども展示されていて、まさにトイレずくしな展示でした。

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