デジタル・テクノロジー満載の「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」に行ってきたら、こどもが全部楽しかったと言った。

11/29から2015年の3月まで開催されている『チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地』を以前から要チェックしていました。うちのこデジタルがにょいにょい動くものは大好きなんですが、チームラボの作品ではそれがただのデジタルなだけではなくて、楽しい遊びやものづくりになっていたり、こどもがきゃっきゃかけずり回る遊びになっていたりと、ここは絶対体験してみねば!と思う内容でしたので、家族で科学未来館へおでかけしてきました。

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どれくらいの人がきているのかな?と思いきや、チケット売り場は行列っ。さすがにCMも放映しているだけはあります。ただ、もう今までのミスは繰り返さない!と、出発前にe+でチケットを購入してからの参戦でしたので、すいすいと入場しました。やりました。

いつもの企画展スペースのゲートをくぐると、薄暗い空

間にチームラボのアートな作品たちがひろびろした空間に流れていました。ほとんどがプロジェクターとセンサー等での作品のため、会場内はどこも薄暗くて前がよくみえません。でもおしゃれです。床に花々が咲いている空間や、水墨画のような絵なのにぐるぐる回っていて3Dな水墨画みたいな作品。むかしの町並みの絵のようなものが動いているものだったり、なぞのインドちっくなでかい絵だったり。なんだかわかりませんが、大きくてすごいです。そして動いています。そして暗い。アーティスティック空間は、こどもがどしどし進んで行ってしまったので、見ながらすいすい見終わりました。しゃれおつ!。

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アーティスティック空間を突破すると、広い暗いエリアにでてきました。そこには親子連れがごったがえす、楽しくて暗い、でもデジタルな遊園地的スペースでした。ただのデジタルではない、身体も手も頭もつかって遊べるデジタル遊園地。ここぞ!と思ってこどもを野に放ちました。

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これは色のついた積み木をテーブルの上におくと、天井にあるセンサーがその色と配置を読み取り、2点3点を繋いで道路や線路や航路になるというしかけ。テーブルの上でどんどん変わって行く町並みにこどもたちはきゃっきゃ積み木を転がしたり、滑らしたりしていました。あつめて積んでみたり、動かしてみたり。インタラクティブな仕組みを楽しんでました。

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宇宙空間に車や戦闘機、UFOがぎっしり飛んでいます。それぞれがこどもたちの描いた絵で、それぞれが自分の描いた絵を追いかけて喜んでいました。

 

image表示エリアの手前には、どっさりと白い紙があり、そこには車や家や飛行機の枠が書いています。その中に思い思いの絵を書いて、それをスキャニングすることで、巨大な映像の世界の中に飛び立って行くという仕組み。自分の描いた絵が動き出すなんて?!という驚きと楽しさで、いっぱいの親子でぎゅうぎゅうでした。無心にクレヨンをぬりぬりするのも本当に楽しいです。

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こどもだけ楽しんでずるい!ということで、自分も参加してみました。何かいたもんかと思いましたが、飛行機や車だとどんどん走って行ってしまって、追いかけるのも大変なので、出現したらそのまま固定されるビルの絵を描いてみることとしました。

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ぜんぜんビルの絵ではありませんが…

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でたー、ゆうとんビル。映像の世界の中に出現しました。どんどん車は走るし、飛行機はぎゅんぎゅん飛び交っています。ビルはどしどし立ってくるんですが、たまに世界のはしっこからでかいモンスターが出現してやってきます。そして家や車などをぶっ壊して行くんですが、そこは飛び交っている戦闘機たちがモンスターを攻撃して、倒してくれる!という男子の大好きな展開がありました。おかげさまで、次のがでてくるの、もう一回でてくるまで、最後にもう1回っというふうに、その場でモンスター出待ちをすることに。でもいろんなお絵描き飛行機や車、ビルが現れては消え、現れては壊されしていくのは、ぼんやーり見ていても楽しいです。いろんなアイデアあるんだなー。

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やっとこ次のエリアにいったとたん、これは本当に子どもがはまっていました。白い丸いテーブルがあって、その上や縁側をちいさな子どもがてくてく歩いたり飛んだりはねたりしています。りんごがあったり、なぜか中央の雲から雨がふってきたり、火が燃えだしたり。女の子がその不思議な世界観にどっぷりはまっていました、そしてうちのゆうとんも。テーブルの上に歩いている小人に、通せんぼをするとそこで立ち止まってどんどん混雑していく様もリアルです。中央の雨雲から降ってくる前を手でさえぎったり、木製のちいさなコップで受け止めたり。

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しくみ的には、テーブル真上にキネクトセンサーとスピーカ、斜め上の位置にプロジェクターという構成。テーブルの表面素材がなにか特別に反射をしていて、それを手で遮ると反応するのかな?とか、キネクトで手を認識しているのかな?とか想像しながら、こどもがきゃっきゃ言うのも眺めていました。

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一番自分が見てみたかった作品がこれ。なんていうのかはわかりませんが、いろんな色に変化する大きなボールプールのような作品。アーティストのライブで、アーティストのアクションにあわせて会場全体が演出するようなものも以前はやっていましたが、これは特にセンサーはなく、色が変化しているだけのようでした(と、見えました。)こどもたちはぼいんぼいん動くボールをおっかけたり、蹴っ飛ばしたりで、あせあせしてました。

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おお、これが噂の!という水族館の作品です。さきほどの宇宙空間のものとほぼ同じかと思うのですが、こちらはたまにえさ袋みたいなのが落ちてきて、それをばしーんとタッチすると、まわりのおさかなさんたちがわささーっとよってくるのが、楽しそうでした。でもさんざん宇宙やったしなーと思ったのもあるし、ゆうとんがあまり興味しめさなかったので、珍しくこちらはスルー。

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こういうデジタルと身体動かす遊びはいいなぁと思う、ケンケンパっのデジタル版。プロジェクションされた小川の上の、カラフルなステップをけんけんぱっぱっぱしていくと、ふんわり〜〜ん♪と散って行きます。小さな子から大きな子まで、みんなけんけんぱしてました。こちらは、コースをいくつかに分割し、壁側にプロジェクターとセンサーが埋め込まれてるようでした。一見地味?かとも思ったのですが、楽しそうに遊んでいるこどもたちが、まわりの目を引いていました。

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さいごにエリアはしっこにあった、カラーなブロック。さきほどのボールプールのように、じんわりと色が変化します。ブロックの積み方や形によって色が連携したり、変わったりするのでは?!と思ってみてみたのですが、そういうわけではなかったようです。

いろんなプロジェクションとセンサーを浴びながら、身体と手を動かして楽しめる未来の遊園地と呼べるなーという展示でした。途中に館内が突如停電になり、すべてのモニタが消えたのにはちょっと驚きましたが、その後の起動後のすっきり何もいない宇宙空間や海に、1つめのイラストが飛び出すシーンは気持ちがよかったです。

今日は楽しかったー?とこどもに聞いたら、いつもは「ぜんぜん楽しくなかった、本当は行きたくなかった。」とか楽しくてもこう言ってしまううちの天邪鬼っ子なのですが、今回は「全部楽しかった。」と言ってた。よかったよかった。

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