子どもたちが海の絵を描いてつくる「光の水族館」ワークショップに参加したら、なんだかとっても癒された。

2015年2月21日の土曜日に福島県いわき市立好間第一小学校で開催された、「Yoshima Aquarium」のお手伝いに参加してきました。イベント当日だけお手伝い参加でいろいろ聞いている時間もなかったので、そもそもどういうワークショップだったのか、どんな人たちが取り組んでいるのか、どんな体制で実施されてきたのか、等について事後まとめしてみました。

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■そもそもどういうイベントなのか?
こどもたちがみんなで海の絵を描いて、それを集めて光の水族館をつくろう!というワークショップで、unabara(うなばら)というグループにより開催されています。以前にも「Zushi aquarium」や「Hisanohama aquarium」も開催されていて、その際に今回の好間第一小学校の校長先生と繋がって今回の開催となったようでした。
今回から映像などのデザインや演出、音響、システム面などの制作・ディレクションにnudo inc.さんが参加していて、nudo所属のデザイナーさんがunabaraに参加されていて、昨年末にお仕事ご一緒した時のランチでワークショップのことを聞いて、今回参加させていただきました。

■イベント全体の流れと裏側をまとめてみた

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60人以上のこどもがいたので、ひとつひとつの工程がカオスにならないようにこどもへのフォローだったり、飽きないよう気遣いがありました。それでもわーわーなってしまうのが子どもだけど、それもまた楽しいなと思える雰囲気のあるワークショップでした。

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裏側はわりとアナログです。とはいえ何度目かのワークショップのようなので、随所に効率化のための検討がされているようでした。今回は絵を撮影する際に、自動トリミング〜ファイルネーム付与部分をプログラムで処理、その後は人力(3人力)でのレタッチ〜グループごとの表示を制御するFlashプログラム、そして最後の光の水族館演出のFlashという構成でした。

■かなり綺麗だった光の水族館の1日

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体育館2階にひもを渡し白い布をかけてスクリーンに。そこへプロジェクター2台での上映方式。

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2つのプロジェクターで絵を投影するので、そのつなぎ目の調整作業が大変そう。

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会場正面側。体育館のステージから見回したところ。

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絵を制御するしくみはFlashで構築

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直前まで投影するプログラムの調整が続いていました

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スクリーン背面から演出のチェックする面々

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午後1時、こどもが入場完了し、とうとうスタート!

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結構いっぱいのこどもたちがっ

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海の写真に群がるこどもたち

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好きな部分をいろいろ試してました

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描いてる描いてるっ

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描いてる描いてるっ

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描いた絵を撮影し、その後みんなで絵を見る時間に

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みんなの絵を見終わると、ステージ前に集合。

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光の水族館スタートっ

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体育館の床に反射した映像がとてもきれいでした

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ゆったりした音楽と絵の切り替わりの演出が癒される〜

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みんなじっと見てたなぁ

https://www.youtube.com/watch?v=OyYXo83xEOg

暗幕で暗くした体育館内にこどもたちの絵が鮮やかに映し出されて、見終わった後にそれぞれ自分の絵があったーとか、自分の絵は四回もうつったよ、とか本当に楽しそうでした。

海の写真から好きな部分を探しているときの夢中な顔、
それを見ながら自分で描いているときの真剣な顔、
同じテーブルの他の子の絵を見てあーだこーだ話している様子、
ひとりひとり絵を見てもらっているときの恥ずかしそうな感じ、
光の水族館始まったときの食い入るような顔、
終わったときのみんなの解放感、
おれつまんなかったよーと言ってくる子もいたりとか、
ぜんぶ引っくるめてどれもすごく子どもらしくて、
いい表情見せてもらったなぁというイベントでした。

運営・制作のみなさまほんとうにお疲れ様でした。

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unabara