「未来の作り方 / Designing the future」 レイ・イナモト@Sensors Ignition 2016

2016年2月26日に今年も虎ノ門ヒルズで開催された「SENSORS IGNITION 2016」。昨年度受講する気まんまんでやってきたら、なんとチケットを買っておらず受講できないという失態をしたイベントですが、今後こそとしっかり準備して参加してきました。実績はネットにあるので今日はネットには載ってないことを話しますというInamoto & Co. レイ・イナモトさんのKeynoteのをメモしてみました。

スクリーンショット 2016-03-05 2.12.49keynote:「未来の作り方 / Designing the future」
レイ・イナモト / クリエイティブ・ディレクター


 

ここ100年のメディア・テクノロジー

・1910 ラジオ ブロードキャスト Age
・1950 テレビ
・1980 Digital Age
・1984 mac CM
・2010 Mobile Age
・2015 AI age はじめの年

 

02

作家〜物理の先生、木工職人となった父の影響

・もともとグラフィックデザインをしていた
・最近は企業の今後をデザインしている
・今日のセミナーではネットに載ってないことを話したい

・ふたご ユウ、レイとダンの3人兄弟
・父の稲本浪人時代は作家を目指していたが挫折した父
・父親は物理学の先生だったが木工家具に目覚め飛騨高山に移住
オークヴィレッジ 稲本正氏が父
・100年かかって育った木が100年使えるものになる

narisawa_soilsoup

・代表作「土のスープ」等自然素材を扱うレストラン「NARISAWA」とコラボ
・テーマ:自然と人の対応
・自然を器に蘇らせる

・「私は失敗したことがない。うまくいかない方法を1万通り見つけただけだ。」トーマス・エジソン

★理念をもつ、そして曲げない

 

まったくちがうものが混ざってた家の中

〈書籍〉「精神と物質」利根川進、立花隆 に影響を受けた
・脳も原子や物質が影響してるためいずれは科学ですべて説明できる

パウル・クレーの絵
クリスト:布をつかったインスタレーション作家
・夏目漱石、芥川龍之介
・科学+アート+文学が家の中に混ざっていた

・アート+コンピューターサイエンス 両方の学科にはいった
・全く違うものをくっつけることで新しいものが生まれる
・なかったものを作り出す

★矛盾の融合

 

英語でのコミュニケーションの壁

・15歳まで飛騨高山に暮らした後スイスの飛騨高山みたいなところに引越し
・250人の中でも70カ国くらいの人が在学するインターナショナルな学校
・アメリカ ミシガン大学 アートとコンピューターサイエンスを学ぶ
・デザインやインスタレーションなども手掛けるアーティスト タナカノリユキ氏
・アシスタントとして働き週3〜4日は徹夜
・1990後半よりアメリカへ行きデジタルエージェンシーR/GAで働く。
・nike +、nike fuel bandなどを担当していた会社
・R/GAは当時150くらいの規模で、デザイナーとして働いた

・1つの壁がたちはだかる
・16歳から海外暮らしだが職場で使う英語はまだまだできなかった
・やりたいこと、つくりたいものを説明できなかった
・そんな時上司がいなくなり説明する人がいなくなった
・こどもでもわかるくらいの英語を心掛けた
・説明とはそもそも難しいことを > やさしい表現にする
・シンプルに説明する癖が付いた
・能ある鷹は爪を隠す は間違い、
・能ある鷹は弱みを強みにできれば最高

★弱みを強みに

 

狂うほどの体験をした経験

・職場仲間とサッカーしていて怪我〜網膜剥離
・手術〜リハビリが必要だった
・24時間2週間下向きになっているリハビリ
・狂うほどきついというものを体験した
・悩みがあるときにリハビリのことを思い出すと日々のくるしいことが紛れる

★楽観主義

 

2015年 AI AGE はじめの年

・〜2004 R/GA
・2004〜2015  AKQA(googleやapple、nikeなどを手掛ける会社)
・1999後半:デジタルが広まりつつあった時代
・グラフィックデザイナからは君の職業は10年後にはなくなると言われた

〈事例〉Squrespace
 かんたんにWebサービスたちあげられる
 自分でかんたんに作れる時代になった

〈事例〉データサイエンティストがつくったフォント

〈事例〉IBM ワトソン
 シュエフワトソン メニューを考えてくれる

〈事例〉AIがBreakout
 コンピューターにブロック崩しを学ばせるとどんどんずる賢くなる

〈事例〉Boston Dynamics

・20年後には職がなくなる人の割合
 プログラマー 48%
 医者 79%
 ウェイター 93%
 調理師 96%
  経理 97%

・物事のプロセスを0〜10とする
・1〜9は人間よりAIが優れているが、0〜1、9〜10は人間の強み
・日本人は0〜1は不得意だが9〜10は優れている
・ものの完成度を高める日本人

★0〜1と9〜10

 

まとめ

03

・テクノロジーはいろんなことを可能にするが最終的には ❤️
・人のこころに触れるものでないといけない
・テクノロジーをつかった父親への誕生日メッセージ

遅れてハッピーバースデー、Tadashi Inamoto

Posted by Rei Inamoto on 2016年2月25日