2018.5.18に開催されていた富士通フォーラムで、先日お会いしたタムラカイさん(タムカイさん)がグラレコされるということで、電車に乗って東京国際フォーラムに行ってみた。すでにフォーラムイベントも終わりかけで、各セッションをチーム「グラフィックカタリストビオトープ」がグラレコされ、それが会場の壁一面に貼り出されていました。たくさんの統一されたトンマナのグラレコが並ぶと壮観です。大勢の来場者がそれを眺めたり、写真撮ったり、話し合いされていたので、それを見てやはりグラレコは面白い、と思いつつ、自分なりにグラレコの効能をもう一度考えてまとめてみました。
グループ各社から集まったメンバーでのグラレコ
今回の富士通フォーラムでは富士通グループ各社から参加されているグラフィックカタリスト・ビオトープのメンバーでグラレコされていました。それぞれの得意分野や内容により分担したり、2人で1つのグラレコを描いたりもされたそうです。会場にいったのはほぼ終わりに近いタイミングでしたので、その様子を見ることはできなかったのですが、また別の機会にぜひ見てみたいところです。文字や内容を描く人、描ききれないところのフォローする場合、色塗りを分担する場合など、グラレコの夢がひろがります。その後メンバーの方にいろいろ質問させていただいたり、教えていただきました。グラフィックカタリスト・ビオトープの皆さん本当にありがとうございました。
グラレコの効能・やくわりを考えてみた
以下の対象に分けて考えてみました。
- ライブで見る人
- セミナー登壇者
- セミナー後見る人
- 主催企業
前提として、グラレコしている内容はモニターで会場に大きく映され、来場者や登壇者にも内容がライブで見えている想定。
〈ライブで見る人〉のグラレコがある利点
・理解しやすく誤解が少なくなる
・隣の人とも論点を合わせて話しやすい
・文字や絵でも見るので記憶の残りやすい
・ライブドローイングとして見る楽しさがある
〈セミナー登壇者〉のグラレコがある利点
・登壇前にグラフィッカーと打合せすることで内容再確認できる
・受講者により深く理解してもらえる
・ディスカッションの場合論点を明確にできる
・書かれた文字や絵でさらに発想が拡がる
・その場にいないより多くの人に伝えられる
※グラレコから更に議論が発展〜展開すると面白い
〈セミナー後見る人〉のグラレコがある利点
・参加できなかった回の概要を見て把握できる
・SNS等に投稿したくなるし参加した感もだせる
※展示だけでなくさらに活用方法がいろいろあればさらに楽しい
※事後レポートをグラレコとあわせて記事化するとか
〈主催企業〉のグラレコがある利点
・セミナー内容をより伝えられる
・企業の取組みや姿勢もアピールできる
・グラレコがSNSでも拡がる
・レポート記事などにも概要として使える
・社内に掲出して内部啓蒙にも使える
※さらに何か活用ないだろうか…。
このあたりをふまえて描いてみました。
キーノートスピーチのライブペインティング
今回のフォーラムの中で、キーノートスピーチの内容をまとめたグラフィックのライブペインティングもありました。フォーラムイベント開催中にどんどん描き進めていったとかで、シンガポールのidea inkさんがこちらを担当されたとのことでした。絵や文字そして色のトーンがとてもかわいくて目を引きました。キーノートスピーチの内容をこういったライブペインティングのイラストレーションで展示するのも、違った視点からの企業のサービスや姿勢の表現演出としてかなり使えると感じました。