子どもとの暮らしで印象に残った一瞬のイラストを毎日描き続けてみて、気づいたこと。

diary20190714思いつきで子どもとの生活の絵を毎日描きつづけてみた。あまり深く考えずにはじめて見たこの自分プロジェクト。かれこれ30枚ほど描き上がったのですが、もっともっとどんどん描きたい!。イラストを描く上でも、子どもと暮らす上でもこれは自分にとっていいことだらけだなぁ、という気づきがありましたので、メモってみました。
これまでに描いた絵はこちらに→パパコ絵日記育児絵日記

 

なんで子どもの絵を描いているのか?

印象的だった瞬間を記憶に残したい

子どもが3人いるのですが、本当にすぐにどんどん大きくなる。末っ子を抱っこしたり、お馬さんしたり、おむつかえたり、お尻さわったり…。こういうことをしている瞬間も一瞬で終わってしまうのだなぁと思うとめちゃくちゃ寂しくなるので、これは本当にいい瞬間だったなぁというのを記憶に残したい。写真は当然メモリいっぱいなるほどに撮りまくっているのだけど、撮ってるだけじゃやはり記憶には残りづらくて、いいなと思った瞬間を絵にも描くことで記憶に刷り込むのだ!グラレコの際にも感じたことですが、やはり自分は見て覚えるタイプというよりは描いて覚えるタイプのようです。

 

イラストで頭身をしっかり描く練習がしたい

何も考えずに描くとものすごくデフォルメされた頭身のかわいい絵になってしまって、骨も関節も関係ねえ!みたいな絵になってしまうので、もっとイラストの幅を広げるためにもしっかり体の形を描く練習をしたくて、撮った写真をトレースしながらイラストを仕上げることにチャレンジしてみました。描き始めた当初の頃は記憶から絵を描いていたので、かなり頭身デフォルメされてて、かなり違いがわかる。

 

子どもの成長も絵も両方見てもらえる

SNSに子どもの写真を投稿する場合、自分たちは自分の子なのでかわいくていいねいいね思っちゃうけど、他人からみたら知らない子どもなので、「ふーん、子どもだね。」ですよね。でもイラストでならまた違った観点で見れるのではと思ったのです。子どもとの一瞬も発信していきたいし、イラストも発信していきたい。この2つが合わさると、(子どもかわいいねのいいね)+(イラストいいねのいいね)で、いいね2倍になるのでは!という単純な思惑も。絵を見た同僚から「自分ちはもう大きくなったけど、そんな時もあったなぁと思い出します。」というコメントもらいましたが、写真で見るよりも、イラストで見た方がその事象自体が伝わりやすくて共感しやすいのでは?と思いました。

 
 

イラストを描く上での気づき

2色で結構いろいろ表現できる

フルカラーで塗ると大変ということもありますが、色のトンマナをコントロールするのも大変。なので今回は試しに線は黒、塗りは黄色と灰色の2色で塗ってみることとしましたが、思った以上に十分な表現ができました。目立たせたい物は黄色で塗り、物としての境界を示したいところ、影をいれて存在感出したいところには灰色。これだけで十分伝えたい内容が塗れました。

 

生きてるリアルな子どものポーズは想像では描けない

今までは下絵や元の写真は無くなんとなく描くことが多かったのですが、そのぶん構図が破綻していたり、頭身や関節がかなりデフォルメされていたり。考えた内容を伝えたり、世界観を伝えるだけならこれでもいいと思いますが、こどものリアルな暮らしやその瞬間、その時のポーズを伝えるにはもっとリアリティある体つきで描かないと伝わらないなと思いました。手足のちょっとしたぷにっと感や、慣れてない危うげなポーズ。どれもデフォルメではなく描いておきたいものなので、写真をトレースしつつ仕上げることで、その小さな部分が伝わる絵にできました。

 

背景を描くのが楽しくて絵のリアリティもアップ

背景についても細かく描かなくてもどういうシチュエーションにいま子どもがいるのかが伝わるだけでとってもリアリティがでました。線も塗りもかなりはしょって雰囲気背景ですが、それでも十分に子どもの今が伝わりました。

 
 

子どもとの暮らしの中の気づき

絵にも描くことでその一瞬をもっと大事に残せる

写真の活用にもよるのだけど、日常かなりたくさん撮っているけど、部屋に飾ったり、プリントしたりというような活用はほとんどできていません。rollcake inc.のALBUSやレターは活用しているくらいです。たくさん紛れてしまう写真でも、それを再度ピックアップして絵に描くことで、印象的なだった瞬間を記憶に刷り込むことができた。

 

いつ起きるかわからない一瞬を見逃すまい!という気持ちに

日常の暮らしでも、そういう描きたくなるようなシーンは本当にいろんなところに隠れていて、一瞬で起きる。それを見逃したくない!と思うようになったので、ただ道をあるいているシーンでも、階段をおりているシーンでも、何かあるんじゃないかとよく見ているようになりました。すごいところにでかけてインスタ映えするような背景で撮るというよりも、日常中にいっぱいあるけど、10年後くらいに見たらこれすっごいあったなというようなシーンをたくさん描いておきたい。10年後みたらめっちゃ泣けそうですが…。

 

どんなこと考えたり見えてるのか?を想像する気持ちに

はじめはシーンを伝えたくてそのまま描いていたのですが、途中からイラストに一工夫したかったのと、子どもがどんなこと見てるのかな?という視点になり、現実にはないアイテムも追加してみました。子どもの視点を想像したり、絵をかいていてもとっても楽しい!

 
 

最終的な目標は

ライフワークな自分プロジェクト化!ずっと続けたい

継続させるのはわりと苦手な自分でも続いているのですが、最近は「これは自分プロジェクトにしよう!」と心の中で設定して日々過ごすことがあります。そうするとずっと心のどこかにあって、発動できるその瞬間にであうと、「やらねば!」と遂行できます。このイラスト化はとっても楽しいのでライフワーク化していきたい。

 

100点描けたらミニ冊子でも作りたい

何か新しい設定でのイラスト描く際に、10点くらいまとまってあれば、作品としてその意図や見てもらうセットとしては最小限だなと思っていますが、せっかくたくさん描くならミニ冊子にでもまとめたいところ。100点くらい描けたら何か別のものが見えてくるのでは。わがやはまだ1歳児もいるので、とりあえず100点を目指して描きます。

 

育児や子ども向けのイラスト仕事も

自分の関心あるジャンルのイラストはもっと描きたい。育児や子ども、教育など、なんども子ども関連のイラストはもっと描いてみたいし、描くことで世の中にも貢献したい。なにかこういったことから仕事にも繋がればなぁと妄想中。

 
 

その他のイラストはいくつかBehanceに上がています。ぜひご覧ください。