2020年を振り返るのは描いたグラレコの似顔絵を並べてふりかえりましたが、2021年の抱負は年始に思いついたものをとりあえず絵にして9個描いてみました。実現にむけてもう少し具体的なアクションにするために、絵を見ながらよく考えてみました。
1ビジュアライズに取り組むチームを作る
所属している会社でのビジュアライズ案件も増えており、これまでは単体で動いていることが多かったのですが、対応できる幅を増やしたり、お互いに知見を高めあえるようなチームをつくることが1つめのアクション。タムカイさんたちのグラフィックカタリスト・ビオトープとご一緒させていただくこともあるのですが、集まっているメンバーの層の厚さや幅、面白い取り組みがとてもすてきなチーム。いきなりは目指せないにしても、一歩ずつでも近づけるように進められれば。まずは1人でも2人でも。
2プロジェクトや場に伴走するプランをつくる
イベントやワークショップに日単位でアサインされるようなその日だけの日雇いグラフィッカーという貢献のしかたから、たとえばプロジェクト単位での参加、イノベーションスペース等に月単位での参加といったようなものをつくっていきたい。そのために話をできるような具体的プランを作成する。
3書いたことのない新しい場・瞬間で書く
書くイベントの形式(トークイベント、ワークショップ、フィールドワーク、打ち合わせ、役員会議、経営会議…)だったり、書く場所(会議室、イベントスペース、屋内?屋外?)にこだわらず、もっと新しい書く場所を見つける。リアルタイムに書くことが、意味を出す場・瞬間を見つける。以前に都内公園で、やってくる人に「みらいの公園」について聞いたものをビジュアル化していったことがありましたが、あれくらい違ったシチュエーションをまたやってみたい。
「みらいの公園って何?」みんなのアイデアを「PARK PACK」コンテナに集めて大きな絵に描きました。
4夢をビジュアライズする取り組みを続ける
2020年には正月と七夕に小野照崎神社にて神社×ビジュアライズの取り組みとしてイベント「夢詣」を実施しました。このイベントがとても素晴らしくて、参加いただいた方も、描いているグラフィッカーもとても幸せあふれるイベントとなっています。2021年正月の実施は緊急事態宣言もあり中止となりましたが、コロナの中でもオンライン活用も検討しつつ、継続していきたい取り組み。神社以外でも、「会社の入社式で新入社員の夢を描く」とか「新しい施設のオープンイベントで描く」とか、そういう場・機会も探していきたい。
正月にみんなの夢をイラスト化したイベント「夢詣2020」を振り返ってみた。
5○○○×ビジュアライズ、新しい化学反応を発見する
以前、旅行をビジュアルで表現してみたらどうなるだろう?というのを試してみた。それを見るだけで旅の記憶が蘇る写真アルバムとは違ったおもしろい効果があった。他にもそれをビジュアルで表現してみたらどうなるだろう、どんないいことがあるだろう?ということを探して発見する。
子どもと大地の芸術祭に行ってきたので絵でまとめてみた(娘ちゃんver.)
6好きな似顔絵を描くことを活用する
グラレコの延長で描くことが増えた似顔絵ですが、描いていてとても楽しくてもっと何か面白いことへ活用したい。その人とひととなりを、似顔絵+ビジュアルで表現するような自己紹介ビジュアルでも面白い。もっと多くの人を描いてみたい。またただのグラレコの延長というだけではなくて、もっとかわいい絵、もっときれいな絵も描いてみたい。
7ラインナップをつくる
依頼・相談いただく方から、どんなことができるのかわかりにくいはず。どういったことが提供できるか、そしてそのメリットはどんなものなのか、をまとめてラインナップにする。基本的なことだけど、毎度やることがかわるので、まだ何も作っていなかった。
8書きながら作っていくつくり方の実践
コンセプトや未来のイメージをみんなで話して固めていくときに、ビジュアライズがとっても相性がいい。複数人が考えるイメージを膨らませることも、認識を合わせることにもビジュアライズが役に立つ。ただたんにイラストを書くだけではなく、新しいものを作っていくプロジェクトによりそうビジュアライズを担当する。
9ビジュアライズと相性のいい人とつながる
まだまだ活用できる領域があると思っていますので、ビジュアライズを活用していただけそうな方とつながりを広げていきたい。またここに書いたような9つのアクションについて一緒に取り組める可能性がある方、もっと共に深堀していくグラフィッカーの方ともぜひぜひつながっていきたいと思っています。
2021年もよろしくおねがいいたします。