2012年9月11日
AOI Pro. 大崎本社 大会議室
葵プロモーションさんが開催されているはみだし塾。はみだした広告作っている方を招き、これからの広告がどう変わっていくかのヒントを探ろうという会。無料で誰でも参加できるため、早速行ってきました。
■企画の根底「SIMPLE & UNIVERSAL」
- 東京、ロンドン、アムステルダム、ニューヨークとさまざまな国・広告代理店で広告を作られてきた
- その経験からどの国や文化でも人間が本質的に感じる部分を企画の核にすることで、より強い・拡がりのある作品が作れると感じた
- 「SIMPLE & UNIVERSAL」を企画の根底で意識している。
その後、広告を作る時気をつけている3つのポイントに沿って事例が紹介されました。
■ポイント1:「CREATIVE PROCESS」(作り方から作る)
- 対象をどう伝えるかをロジカルに考えて表現を作っている
- 制作前(どう作るか)から制作後(どうひろがるか)まで考える
- プロトタイプを作って検証しまくる
- 制作プロセスもコンテンツの一部となる
【事例1】SOUR – 日々の音色
シンプルなアイデアで世界中から視聴
【事例2】androp – Bright Siren
メイキングのプロセスごとエンターテインメント
【事例3】androp – World.Words.Lights.
ライゾマや明和電機と協力
【事例4】SPACE SHOWER TV – MUSIC SAVES TOMORROW
真鍋大度氏、清水幹太氏と共に本物の精子を動かそうと試みた事例 実際はCGに
【事例5】NHK – TECHNE
いろんな方の作り方~作品をみたいため企画
■ポイント2:「NEW USE OF MEDIA」(メディアの新しい使い方)
- 横井軍平氏「枯れた技術の水平思考」
- 知っている技術を違った使い方をしてうまく使うこと
- 今ならTwitterを何かうまい使い方考えたりするほうが
【事例6】Rainbow in your hand
パラパラの軌跡が虹に。めくる動作をエンターテインメントに
【事例7】SOUR – 映し鏡
ブラウザ、MVを違った形で使用。清水幹太氏との初の協業
【事例8】SONY – MAKE TV
ソニー製品を駆使したインタラクティブTV番組
【事例9】ユニコーン×宇宙兄弟
雑誌や漫画、CDに散りばめたメディアミックスな隠し要素をMVでタネ明かし
■ポイント3:「STORYTELLING TECHNOLOGY」(新しい物語体験するためのテクノロジー)
- 適しているテクノロジー、メディアを選択して使うこと
- ただ流行ってる新しい技術というだけで使った作品は数年後にどうでもいいものになってしまう
- いろいろなテクノロジーをちょっと違った使い方で
【事例10】androp – Bell
曲のテーマである伝えることの難しさをTwitterとゲームで表現
【事例11】TOY TOYOTA – Backseat Driver
TOY TOYOTAというおもちゃブランドを通じて社の姿勢を伝える
【事例12】intel – POP-UP THEATER
フラッシュモブ的な映像をYoutube上でひろめる
■3つのポイントのバランスが大事
- 「CREATIVE PROCESS」「NEW USE OF MEDIA」「STORYTELLING TECHNOLOGY」のバランス
- アイデアとテクノロジー検証は同時に進めているが、自分も技術について理解するようしている
- アイデアやクラフトを担当するCD と 技術、実現を担当するTDでのチーム
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