みんな楽しそうにものづくりしてる、制作会社「uniba」さんにおじゃまして話きいてきた

社員のほとんどは手を動かすデベロッパーで、お仕事のクオリティだけでなく、社員の方が個々に作りたいものを開発してはサイトに公開されていてそれがまたおもしろい。そんな最近すごくよく見る会社「uniba」さんにお邪魔して、河合さんにお話聞いてきました。

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ソーシャル焼肉会「肉会」行ってみた

■肉会、登録してみた
ソーシャルランチやコーヒーミーティング、茶会人訪問など、SNSを使った交流のマッチングサービスにいろいろ登録していて、ソーシャルランチは登録した職場近くのエリアの方2人とこちらの登録している2人とでランチし、異業種交流しましょうというもので、何度か試しに利用してみてました。
いろんなお仕事の話や考え方に触れられて、おもしろいなぁと思っていたところに、謎のサービス「肉会」というのがちらほらとFacebookの片隅で見かけることがありました。当時はなんだか装飾のツヤっクルっとした感じに、なんか怪しい?とか思っていたのですが、運営がキレナビ編集長の伊藤春香 (はあちゅう)さんとわかり、一度登録して体験してみようと思いました。

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■肉会、申請してみた
登録したものの、相棒を決めないと参加できません。しばらくぼっち期間だったのですが、以前に所属していたキノトロープで同僚だった間瀬口くんが乗ってきてくれたので、晴れて相棒に認定。まずは相方を探すのが第一のハードルだなぁ。

次にプロフィールなど登録しておくと、毎日昼12時に肉会相手の紹介メールが来ます。実名とFacebookのリンクもあり、どんな仕事でどんな関心ごともっているかも、見ればわかります。ソーシャルランチとかは会社とエリア、自己紹介文しかわからないため、肉会のほうが、より自分が話してみたいと思う人に会えると思いました。

あと、プロフィール設定で威力ありそうなものがありました。「私たちがおごります!」設定…。デフォルトでこれを設定するには勇気がいりますが、なかなかCVRに直結しそうなすごい設定です。とりあえず曖昧に…しときました。

で、このあと紹介が来た方たちにオファーするわけですが、ここもなかなかハードルでした。まずはなんて送ったらよいのやら。あとはなかなか返信来ないもんですね。おそらく、サービスみたときに登録はしたけど、幽霊会員化している人も多いのだろう、と言い聞かせて落ち着いてみました。

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■肉会、成立した!
何度か申請してみると、数件反応がありませんでしたがその後某有名大学の学生さんからOKの返信がありました!申請した理由のひとつは、共通の知り合いに表示されていた人が以前に仕事や交流会で会ったことがある人で、この人たちと繋がりある方なら、きっと面白いはず、という感じで申請したのでした。決してかわいらしかったから、とかそんな理由だけではありません。


■肉会、行ってみた!
サイト内のBBS的な機能でスケジュールを調整し、肉会ってきました。お店は神泉の三百屋というホルモン焼肉やさんです。知らない人と初めて会っていろいろ話す、というのは緊張するのですが、こういうWebサービスについてどこで知って、どう使っているのか興味深かったので聞いてみました。
 
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質問:肉会何回目?
もう3〜4回目?だそうです。

質問:どうやってこのサービス知るの?
運営メンバーの伊藤さんと繋がりがあるらしく、このサービスを知ったそうです。日々送信されて来る中に、大学生の方が多い気がしていたので、活性化のために学生層に宣伝されたのかなぁと思ってました。

質問:就活ってどんなかんじ?
いろんなことに挑戦してみながら、これから考えていくという感じでした。

質問:要チェックしてる人とか?
Kさんは、家入さんやはあちゅうさんとも繋がりがあるらしく、仕事のこと働き方のことなどで影響を受けているようでした。

質問:働き方ってどんな風に考えている?
Kさんは、今はがんばるときだから、いろいろと覚えてがんばっていきたい。数年後に自分が本当にやりたいことが見つかったらスパッと辞めてそれに取り組みたいという感じ。同級生で起業している人も多いそうです。
Sさんは、海外で暮らした経験の影響もあるのか、仕事とプライベートはしっかり区別したい。効率よく働きたいという意思を感じました。
ぜんぜん仕事への考え方は違う2人ですが、どちらも日本人の古い考え方じゃなくて、新しい世代の考え方なんだなーと思いました。


いろんな話できて、おもしろ楽しい肉会でした。Sさん、Kさん、間瀬口くん、ありがとう。 次回はもっとなめらかにしゃべれるようがんばります! (・⊆・)ゞ


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肉会 – ソーシャル焼肉会マッチング

会って聞いてみた vol.2:某大手Web制作会社 坂手さん

いろんな働き方や会社のしくみを見てみようの企画、第二弾は会社の場所は近いけど、ある意味遠い立ち位置のWeb専門の大手制作会社(※大人の事情により社名は無)で働く坂手さんを訪問してみることにしました。

坂手さんは自分の前職であるWeb制作会社、株式会社キノトロープでご一緒させていただいた方で、体制変更の多い会社の中で、一時期下で働かせていただきました。キノトロープではWebの初期からある会社で、仕事の進め方や考え方などで独自路線を走っていた会社でした。それまで京都で部活みたいなWeb作りをしていた自分にはちゃんとした設計、ちゃんとした組織で作る、ということを学びたいと思って入社した会社でした。

坂手さんは主にシステム開発系の部署を担当されていて、大規模なECサイトの設計などを手がけていて、自分は作ったこともないようなドキュメントをよく作成されていました。

そんな坂手さんが、現在どんなことをされているのか聞いてみました。

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■全体300人のWeb専門会社

会議室まで案内していただくと、入口前の通路には、受賞トロフィーなどがきれいに陳列されていました…。ああ、やっぱりこれがあると、制作会社としていいもんですね…。会社の規模は、派遣や業務委託の方なども含めると、会社全体で300人規模のWeb専門の会社で、制作をする会社としては最大規模なのではないかと思います。

現在の社内体制は以下のように分かれているとのこと。

  1. プロジェクトの企画提案、設計、実装を担当する部署
  2. 営業戦略をたてる部署
  3. 新規事業開発を担当する部署
  4. 事業部から発生した運用管理案件を担当する部署
  5. インフラ構築、事務局業務、システム開発を担当する部署

新しい仕事を獲りにいく業務、新規の構築、定常的な運用をひとつの部署でごった煮の中やる会社もありますが、ここがしっかりと分かれているあたりは分業がしっかりしてる機能的なものを感じました。

10~20人規模の会社であれば、ごった煮で同じ方向を見ながら「みんながんばれ」でもいいと思うのですが、300人規模になってくると、しくみや分業が必要なんだろうと思いました。

■管理運用を担当する部署

坂手さんの担当されている部では、事業部から発生した運用管理案件を担当し、Webをつくったり更新したりする、作る人が所属する部署でした。デザイナーやマークアップの人が制作部隊として所属する全体で30人ほどの部署でした。

部の構成

  • マークアップ:12~13人 派遣も
  • デザイン系:6~7人 派遣も
  • ディレクション:6人  2人は関連会社の業務委託
  • 標準化を推進する人:2人

この構成で、100近くの大小さまざまなプロジェクトを進めているとのこと。会社全体では200~300もの案件が動くそうです。

■社内の仕事をベースアップする役割

部の構成を聞いているときに、聞き慣れない単語がありました。仕事の進め方やドキュメントなどの標準化を推進する担当の社員が2名いるらしく、この方たちの役割を聞いたところ、日頃進めている業務のナレッジ共有化を進めたり、マニュアル標準化、テンプレート化などを担当するそうです。

日頃業務を進めていると、こういった業務をスムーズに進められるように、良い部分や反省点などをフィードバックするしくみはなかなか時間を取りづらいと感じます。こういった役割を部内に既に配置してるあたりは、大きな会社だな~と思いました。

この役目の方もやはり作ることへの理解がないと、まとめることができないため、元デザイナーや元システムの方が現在この役目に就いているそうです。

■成長するためのしくみ

部もメンバーも成長していくためのしくみとして会社が行っていることに、部の目標と成果を求めることと、教育制度が充実していることがありました。

部がどんな目標で、どんな改善を行ったか、それが全社にどんなフィードバックがあったか、どんな委員会に参加・主導し貢献したか、などが問われるそうです。

社員教育は充実しているらしく、PM研修、管理職研修、カレッジへの参加、とりまとめたものの発表会などいろいろなものがあるのですが、企画やSNSまわりのテーマには参加者が集まるのですが、PMには集まりにくい現状があるようです。

実際にデザインやマークアップをしてものづくりをすることよりも、上流工程の企画や設計に人気がでるのは、やはりそちらでの実績の方が評価されやすいという業界の流れがあるのかもと思いました。

ただ個人的には企画やアイデアを思いつくだけなら、今や誰でもできることになっていると思っていて、思いついた企画を実現するためにまわりの人を巻き込んでいくような実行力があるか、もしくはしっかりと実現できるための技術がある、技術への理解があること、このあたりがないことにはスッカスカになってしまう気がしています。

■坂手さんの今後やりたいこと

大規模な案件や複雑なシステムがからむような案件も多いこの会社で9ヶ月ほど働いてみたところで、プロジェクトマネジメントをもっと根付かせていくことの重要性を感じ、これを今後やっていこうと考えているそうです。

具体的にはプロジェクトを進めるにあたって、このタイプのプロジェクトであれば、どんな仕事の進め方が適切で、どんなドキュメントを作成していけばよくて、このドキュメントでクライアントと何を合意しながら進めていくのかといった、プロジェクトを進める上でのお作法。個々の能力によるところではなく、このベースとなるところをしっかり整備していくことで、その上で個々の能力を発揮してもらおうという縁の下の力持ち的なところが、いかにも坂手さんらしいなぁと感じました。

他社さんの事例では、各アウトプットに必要な内容がリストにまとめられていて、提出するドキュメントにその要素がしっかり入っているかどうかをチェックする部署があるとかなんとか。自分の会社にはまだまだ遠い先のステップですが、やり方やしくみの理解はしておかねばと思いました。坂手さんとは今度WBS研修とか行こう!と誘っていただきつつ豊洲を後にしました。

会って聞いてみた:(株)katamari 谷口くん

いろんな会社のいろんな人の話を聞いて、いいアウトプットしている人はどんな考えや環境で仕事をしているのか?ということを聞いてみよう計画の1人目として、katamari 谷口恭介くんとごはんすることに。谷口くんとはこの仕事を始めた初期も初期に、京都の左上にあるekzmという会社で濃い数年間を共にした人で、席も隣だった。この会社ではいろんな人が集まり、そしていろいろなところへ転職していって、今ではそれぞれの場所で力発揮していて、本当にごった煮の中だったけど、すごく大事な期間だったなぁ。そんな谷口くんと、現在の同僚山口さんとの三人で渋谷のなぜかラブホど真ん中にあるすずめの御宿というところで一緒にごはんしてみました。
 
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・聞いた人:谷口恭介さん(株式会社カタマリ)
・場所日時:すずめの御宿@渋谷 2012年10月31日夜
・話聞く人:中尾仁士(電通クリエーティブⅩ)と同僚の山口さん
 
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■katamariがあるAID-DCCってこんな会社

■katamariの体制って?
・デザイナ:5〜6人
・プランナー:4〜5人
・webディレクター:2人
・システム:2人
・デベロッパー:5〜6人
・映像:2〜3人
全体20人程の構成で、職能ごとにチームとリーダーがいるとのこと。リーダー以外は上下関係は無く、フラットな社内らしい。katamariのWebが公開されたときの7〜8人くらいの名前とその上に色がついた●のWebサイトの印象が強くて、もう20人もいるんだ、という印象でした。

■仕事への姿勢や今後の方向性
いろんな仕事が殺到しているイメージがある会社なので、案件とメンバーのアサインはどんな風にマッチングしているのかも聞いてみました。

オリエンなどは可能な限り全員が参加するようにし、ブレストにもできるだけ参加するとのこと。オリエン~3日後あたりにブレストし、おもしろい案を出した人が担当するという流れ。みんな積極的に担当したがる雰囲気があるらしく、このあたりのしくみにもkatamariの強さがあると思いました。
企画する上でこだわっているポイントやポリシーみたいなものも参考に聞いてみると、
「それほんまに参加する?オモロイかもしれんけど、実際やらんのちゃうん?ってのは常に考えてます。」とのこと。

katamariがこれからやっていきたい方向ってあるのかも聞いてみました。

単に製品のスペシャルWebサイトを作って置くだけでは、成果だすことも、人目につくことも難しくなってきてるから、新しいも領域にどんどんチャレンジしたいとのこと。実際にZIMAの事例やよしもとの事例など、イベント的なことたプロモーションを絡めた事例も実現されていて、方針がしっかり実現の方向へ進んでいると感じました。
また、こういった新しいチャレンジをすると、業界内でも目に留まりやすい、そうすると有力な人材がくる、パワーアップする、またいい仕事ができる…というわかりやすいプラスのループに数年前からはまってるのだと思いました。

■最近のお仕事実績についても聞いてみた
 

専用のバスを●万円かけて改造し、バスの中でZIMAを飲みながら、連動する映像をつかって新しいクラブのような体験ができるイベント連動なプロモーションでした。イベントをするだけではなく、DOMMUNEとのコラボでリアルタイムな映像を配信したり、有名なDJの起用、CM用にもバスをもう一台用意し、同じフレームでCMも撮影するなど、立体的な展開になっていました。同僚も参加してきたのですが、中のプロジェクターは75℃で車内は暑かったようでした。バス内映像やCMはAOI Proさんとのこと。
 

URBAN RESEARCH 2012 AW-STYLE AtoZ
この案件は直接取引のクライアントで、ZOZO TOWNだと仲介手数料をもっていかれてしまうので、なんとかZOZO TOWN内のURBAN RESEARCHのページにきた人を、自前のECへ誘導したいという件。これに対するソリューションがとてもおもしろかったです。
 

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ZOZO TOWNの中で好きにできるのは自社の商品画像だけなので、ここの商品画像の中で人文字をつくり自前ECへの誘導をしよう!というもの。IやAの文字ならまだ服の商品画像として成立していますが、ツッコミどころのある「_」アンダースコアにも画像を用意してみんなにTwitterでつっこみさせる、そしてそれをさらに広めるために、写真で一言、な「ボケて」とのコラボでより拡散させていました。ツイートが増えることで、ZOZO TOWNトップのツイート表示にもURBAN RESEARCHのツイートが増えることで、ZOZO TOWNのトップをジャックしましょう!そして結果的に自前ECでの売上アップしましょう!という企画。これで成果がどのくらいでたのだろう?とかももちろんあるんですが、この課題に対するアイデア〜エグゼキューションが、ものすごく谷口くんっぽくて好きだなぁと思った事例でした。
 
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ゲームのUIデザインまで?
高いデザイン力を示唆するような依頼として、バイオハザード6のUIコンセプトデザインのようなものもあったそうです。ゲームのクレジットに名前出て嬉しかったそうです。映画やテレビ、アニメなどのエンドロールに、Web制作スタッフが載っていることがありますが、同業者としてこれは羨ましいなぁといつも思います。

■なぜクオリティ高い仕事ができるのか?
katamariが、クオリティ高いアウトプットできている理由はどこだと思う?という質問をしてみたところ、「優秀な人がいるからじゃないですかね〜」と。まぁたしかにそうなんです。上でも書いたようなプラスのループ、仕事のアウトプットにこだわる→新しいチャレンジ→よいアウトプット→目立つ→次の仕事オファーにつながる→高いスキル・モチベーションのある人が入社→(※くりかえし)が実現できているからなのだと思います。そんな社内の評価システムは、前期の自分の評価を5としてそこから成長しているかどうかを見るそうです。(スパイラルアップというらしい) 

また採用については、技術ある人は常に求めている体制で新卒も2名採用されているそうですが、現状集まっている高い技術をもった人たちに混ざってそこで活躍できるほどの技術力をもっている人のみが採用の可能性があるんだと思いました。

 

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Katamari Inc.
http://katamari.co.jp/

AID-DCC Inc.
http://www.aid-dcc.com/