AIと人間が一体化してきているAI×人間の時代に、新たな創造性とは何かというテーマでのトークセッション「Augumenting Creativity : AI×人間時代の創造性」が東大で開催され、Qosmo 徳井直生さん、スクウェア・エニックスの三宅陽一郎さんが登壇されるということで参加してきました。AIを人間に相対するものではなく、程良くズレた刺激を提供してくれて自分自身をアップデートできる、サーフィンのように乗りこなそうという徳井さんのお話や、ゲーム開発におけるAI活用、プレイヤーそれぞれにあわせたオリジナルの体験を提供するしくみの紹介などがありました。iPadグラレコしたものの、聞き取りがかなり追いつかなかったので、後日振り返りメモしました。
ヒューマンオーグメンテーション学(ソニー寄付講座)シンポジウム2019
Augmenting Creativity: AI×人間時代の創造性
日時:2019年3月29日(金) 16:00~18:00
会場:東京大学本郷キャンパス 伊藤謝恩ホール
主催:東京大学大学院情報学環 ヒューマンオーグメンテーション学(ソニー寄付講座)
ゲスト:
徳井直生さん
(株) Qosmo 代表取締役 アーティスト / 研究者
三宅陽一郎さん
株式会社スクウェア・エニックス テクノロジー推進部 リードAIリサーチャー
https://twitter.com/rkmt/status/1111162345730932736?s=21
創造性のサーフィン
AI × 音楽の実践を通して
徳井直生さん
(株) Qosmo 代表取締役
アーティスト / 研究者
https://twitter.com/naotokui/status/1111448298005512193?s=21
メモとグラレコ
- いかに適切に間違えるか、適切にズラすか
- 外部の刺激をうまく取り入れて自分をアップデート
- これが積極的な受動性
- あらゆる選択肢からどこを探るか、どう評価するかは人間の役目
- 創造性について考えるには、サーフィンについて考えるのがよい
- コントロールとカオスの間がおもしろい
- 流される、溺れるのではなく、波に乗る(意図的に選択する)
- 賢くズラすことで、自分のアイデアの外を見せてくれる
- 「Artificial Stupidity」
人工知能にゲームを作らせる
三宅陽一郎さん
株式会社スクウェア・エニックス
テクノロジー推進部 リードAIリサーチャー
本郷三丁目なう。これから東大で、@rkmt 暦本先生と @naotokui 徳井先生と講演します。
よろしくお出でください。よろしくお願いします。 pic.twitter.com/pzc1bfmYLI
— 三宅陽一郎MiyakeYouichiro (@miyayou) March 29, 2019
メモとグラレコ
- 基礎は人間とは何か?という哲学、これをエンジニアリングに落とす
- 人間ではなく人工知能にゲームを作ってもらう
- ゲームのAIは3つ(メタAI、キャラクターAI、ナビゲーションAI)
- メタAIは神様の視点、ユーザーを見ている
- ストーリーもダンジョンも演出も人工知能が自動生成
- 適度な緊張感を人工知能が調整することでエンタメ感
- プレイヤーにあわせたゲーム調整ができる
- これによりプレイヤーそれぞれのオリジナル体験が提供できる