デジタルのしかけも展示もぜんぶ豪華だった、ルイ・ヴィトン Timeless Muse展へ行ってみた

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入口からなにからなにまで豪華に装飾されていた、ルイ・ヴィトン「Timeless Muse(時を超えるミューズたち)」展、デジタルなしかけがあるよと聞いて行ってみました。モデルのケイト・モスや映画監督のソフィア・コッポラ、女優のカトリーヌ・ドヌーブら6人の女性とルイ・ヴィトンの関係性を紹介しながら、ルイ・ヴィトンの歴史、ブランドについて語るという展示でした。ただ、それも紹介するだけではなく、プロジェクションマッピング等新しい技術を使いながら、体験できる展示でした。

東京駅横の東京ステーションホテルでの開催だったのですが、大きな看板などで宣伝しているわけでもなく、レストラン横の通路を抜けて入っていくと、いきなりものすごく豪華な展示の門が現れました。平日の昼間ですが人気はあまりなく、従業員の方のほうが多いような状態でした。
 
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ものすごく重厚な扉に丁寧な案内をされて入ると、仮面舞踏会的なグラスに棒がついたものを渡されます。説明があったかどうかあまり覚えていないのですが、これで展示を見るとのことでした。まず展示のひとつめに入ると、壁2面と立体的に階段上に積まれたボックスにプロジェクターで映像をうつすしくみでした。映像は肉眼で見えるのですが、その階段の一番上にある開いたカバンの中のみ真っ白で、ここでさきほど渡されたグラスを通すと、カバンの中の映像もしっかり見えました。すべての展示がこのグラスを通してみるようです。中は写真が撮れなかったので、図解でメモ…。

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途中の廊下に飾られている解説でも、はじめは真っ白な上に、キーワードとなる英字が斜めに入っているだけなのですが、ここでもグラスを通して見ると、そのキーワードのミューズと、解説文章がグラスごしに表示されました。おしゃれなしくみです。

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広い部屋に入ると、部屋全体の長さに映像がうつされていて、ここでもグラスを通すと、映像が見えるしくみでした。6人の女性とルイ・ヴィトンの関係性をひとりづつ紹介する映像で、この映像の展開も凝っていたのですが、さらにグラスをかざすと違ったものが見える、というこの展示を通しての1アイデアが、より展示物を見たくなるしかけになっているなぁと感じました。正面の映像はグラスを通さないと見えないのですが、つるつるの床に反射した映像は肉眼でも見えていました。科学とテクノロジーを掛けあわせたような仕掛けだなぁと感じました。
後半で展示されていた ケイト・モスのブロンズ像「悟りへの道」や関係ない花にも、このグラスをあてればなにか見えるのでは?とみんなで覗いていました。
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ルイ・ヴィトン「Timeless Muse(時を超えるミューズたち)」展