ad:techで「共創マーケティング~僕らの欲しいものを創ろう!」を聞いてきたメモ @全広連夏期広告大学スペシャル vol.2

全広連夏期広告大学スペシャル「広告新時代Vol.3:ソーシャル・メディア時代のコミュニケーション戦略 最新事例紹介と研究」を聴講してきました。今回は2つめのセミナー、電通 京井良彦氏「共創マーケティング~僕らの欲しいものを創ろう!」をメモしました。

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ad:techで「若者がハマるしかけマーケティング~没頭できるものを創ろう」を聞いてきたメモ @全広連夏期広告大学スペシャル vol.1

ad:techに行ってきました!といってもセッションのパスは高すぎて買えなかった(ワンデーパスが¥66,960)ので、ad:tech tokyo 2014で東京広告協会の協力で開催されていた全広連夏期広告大学スペシャル「広告新時代Vol.3:ソーシャル・メディア時代のコミュニケーション戦略 最新事例紹介と研究」を聴講してきました。今回はまずそのうちの1つ、「電通若者研究部」「ギャルラボ」などの立ち上げメンバーとして若者の消費心理・動向分析などをされている電通 西井美保子氏の「若者がハマるしかけマーケティング~没頭できるものを創ろう~」をメモ。

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世界に通用するクリエイティブ〜グローバルとローカル〜(電通 高崎卓馬氏×博報堂ケトル 木村健太郎氏)を聞いてきた。

日本の魅力を世界に発信するCMコンテストmy Japanが開催していたトークセッション「世界に通用するクリエイティブ~グローバルとローカル~@渋谷ヒカリエ 8/COURT」に、電通 高崎卓馬氏、博報堂ケトル 木村健太郎氏、モデレーターに銀河ライター 河尻享一氏が登壇されるということで、参加してきました。おふたりが作られた映像を見ながら、その映像を作られた考えや背景などを聞けるトークセッションでした。

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世界のスゴい広告をひたすら見る会 – Cannes Lions Report 2014 聞いてきたメモ

6/28に開催された「世界のスゴい広告をひたすら見る会」に行ってきました。先月6月に開催されたCannes Lionsでの受賞作品を見ながら実際にカンヌへ参加されていた、銀河ライター 河尻亨一さん、キラメキ 石井義樹さん、博報堂 須田和博さん、SIX 灰色ハイジさんがコメントする、ちょいちょい参加者もコメント入れる、というスタイルでした。
受賞したグランプリの中から代表的なものをピックアップして紹介がありました。途中までしかいられなかったのですが、各参加者の方のコメントをメモ。

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お笑い×テクノロジーなコラボ企画イベント「チョコバナナフェス2013」を見てきました

Web雑誌「Web Designing」が開催するイベントdotFesと、よしもとがコラボして、芸人×クリエーターが一緒にアイデアを練る企画、チョコバナナ企画会議。これをイベントにしてしまおうという試み「チョコバナナフェス2013」が、新宿ルミネtheよしもとで11/17(日)に開催されましたので、芸人さん・クリエーターさんどちらのおもしろ脳も同時に聞ける!とウキウキして観覧してきました。

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■イベントの中身はもりだくさんの3部構成になっていました。

  1. クリエーティブ大喜利
    dotFesで恒例になっているクリエーティブ大喜利というものがあり、出されたお題に対していかに気のきいた面白い回答ができるか、というもの。これを芸人 さんにやってもらおうというコーナー。本家dotFesでは、Partyの清水幹太さんや中村洋基さん、ココノヱの宗さん、katamariの谷口くんや、家入一真さんが常連のコーナーで、実際に作ったものを見せて回答する形でした。

  2. 芸人さんお悩み相談
    悩みを抱えている芸人さんの話を、代理店や制作会社のクリエーティブな人に相談してみよう、というコーナー。

  3. チョコバナナ・プレゼン
    芸人さんとクリエーターがタッグを組み、世の中に実現させたいアイデアを打ち合わせして、当日の会場でプレゼン。来場客のスマホによる投票数をもっとも多く勝ち取ったチームに、よしもとから実現への制作費として100万円が提供されるというメインイベントなコーナー。
出演者や詳細内容は公式サイトにて

■わからないお題でもお笑い変換がすごい!クリエーティブ大喜利
AR三兄弟さん、シモダテツヤさん(バーグハンバーグバーグ)、中村洋基さん(PARTY)たちからのお題に対して、芸人さんが難しくてわからないなりにもお笑いに変換していく技だったり、なかなかモニタが繋がらないトラブルも、間をうまくお笑いに繋げていたのがプロだった。AR三兄弟さんの自己紹介で見せたARアプリで、非常口のシンボルな人にアプリをかざすと、動き出してカメラの中で縦横無尽に動き出すのに会場からも驚きの声が。また案件での事例としては、BUMP OF CHICKENのポスターにスマホをかざすと空間上にポスターが展開して、曲の試聴ができるアプリ「BOC – AR」の紹介も。
中村洋基さんからのお題「10年後の超高齢化社会にむけてどんなサービスがはやるか?」では、ペナルティ ヒデさんの「ツイニイッタ―」は、細かく説明がなくても、その回答1ワードでいろいろ想像できて会場も爆笑回答だった。

■会場も回答者もちょっと困惑気味に?チョコバナナお悩み相談室
家入一真さん、岸勇希さん(電通)、小泉文明さん、草なぎ洋平さん(東京ピストル)、松本龍祐さん(コミュニティファクトリー 代表取締役社長)が、芸人さんの悩み相談に答えるというもの。
 ワッキー(ペナルティ)の「TwitterやFacebookでもっと海外から反響えるにはどうしたら?」というお悩みや、レイザーラモンHGの「イラレで絵を描いてるんだが大変な作業。もっと楽に描けるかツールはない?」、楽しんごの「ずっと勉強している整体でもっとみんなに体験してほしい。」というお悩みに、終始クリエーター陣は困惑ぎみなコーナーだった。家入さんは開始直後からすごく帰りたそうで、はっきり「もう帰りたいです。」的なコメントも。ワッキーが告知していた自分の変顔をまとめた本「フェイスブック」も、資金集めをした「campfire」の取締役である家入さんが同席していて、お世話になりました的なやりとりも。

■チョコバナナ・プレゼン
メインイベントのチョコバナナ・プレゼン。お笑い芸人さんの発想と、クリエーターの発想がコラボしたらどんなおもしろいことになるんだろう、と楽しみにしていました。

COWCOW × しくみデザイン

リアルタイムに顔認識し、顔におもしろフィルターかけるしくみデザインさんの技術と、COWCOWのコラボ。COWCOWのふたりがこちらをふりむくと顔がバカ殿になったり、あたりまえ体操とのコラボだったりと、見た目にわかりやすいプレゼンだったのと、COWCOWさんの面白い動きが合わさってかなり会場が湧いていました。しくみデザインさんは店頭のサイネージパネルの実績も多くて、さすがのクオリティでした。

ケンドーコバヤシ × 株式会社人間

以前にもアプリ「見てる女やさかい」をリリースしているチームでした。今回もエロ方向Maxで、あ〜きれいな女性だな〜と見ているときに、男の勝手な妄想をその女性が思っているかのような心の声がテレパシーで聞けるアプリ「妄テレ」。ケンコバさんはイベント中ずっと安定のエロ方向で楽しませてくれました。アプリにはしずちゃんver.や、ケンコバver.も収録。サンプルでのセリフがエロすぎて、女性のほうが多い会場で、若干引き気味な気配も。

河本準一 × ココノヱ

次長課長の河本さんとココノヱの宗さんコラボは、自分の描いた分身のクリーチャーが、ライフログを読み取って反映し、どんどん成長していくSNS「生態系」。自分のリアルな行動がどんどん反映していく考え方や、世の中への貢献やビジネスに繋がる視点のプレゼンもあったのだけど、もしかしたら会場の人たちには理解しにくい難しかったのかもと感じました。そこらの面白味がわかるには、SNSのことある程度わかってないと厳しいかも。

描いた絵を読みとるところは撃墜王らくがき水族館と同じしくみでしたね!

レイザーラモンRG × 落合陽一

普通のキャバクラはもうつまらない。普通の人が知らないようなマニアックな研究に没頭している理系女子から話をきける理系キャバクラ「研究女(じょ)」。参考として連れて来られたのは、現役大学院生の方で、昆虫の生態をマニアックに研究されている方や、オノマトペの研究をされている方等…。利益の一部から研究費も賄うというアイデアでした。本当に実現してくれるなら一番おもしろそうと個人的におもった案でした。

徳井義実 × AID-DCC(富永勇亮・谷口恭介)

研究員姿で登場のAIDのお二人の後に、神主姿で登場のチュートリアル徳井さん。登場しただけで会場がわっと盛り上がり、徳井さんお目当ての女性も多かったようでした。プレゼンで、京都のとある神社の神主が現れたかと思えば働くおっさん劇場の野見さんで、100年に一度大暴れする大男根を鎮めるべく伝説の巫女を探せ!という謎ストーリーが展開…。完全におもしろフィクションで進行しながらも、その巫女を探すための道具「小男根様」はスマホと接続された顔認証技術による怪しげデバイス。形はそうとう卑猥なものでしたが、巫女の候補として壇上へあがった来場者女性を審査する徳井さんとそのデバイスの怪しい動きとなき声?で、会場の笑いを誘ってました。企画の実現性とかはすべて置いといて、会場からの得票数1位でみごと優勝賞金100万円をゲットしていました!

■最後に感想メモ
おもしろいお笑いと、おもしろいクリエーティブがどこかに共通要素があるのかどうか。クリエーティブや企画についても、エレベーターで出会った人に「今どんな仕事してるの?」と聞かれた時に、一言でこんな仕事といえるかどうかが大事という話(細かく説明しないとわからないような企画はあまりおもしろくない)がありますが、お笑いも、フリップ一枚でどっと笑いが起きたりする瞬発力には似てるかもと感じました。
芸人さんがお笑いとして出した回答にも、クリエーターからすると実現できる方法もあるかも?というアイデアの素に繋がっていることがあり、異業種での企画にも可能性あるなぁと思いました。
あとチョコバナナプレゼンで優勝していたAID-DCCの谷口くんに、勝因と賞金を聞いてみたところ…

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とのことでした。
 
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はみだし塾 vol.17 高松聡 氏「Advertising is Dead.」を聞いてきた

2013年10月29日
講 師:高松聡 氏 GROUND 代表 / チーフ・クリエーティブ・ディレクター

テーマ:「Advertising is Dead.」

場 所:AOI Pro.本社

AOI Pro.さんで開催のはみだし塾。急激に変化してきている広告業界から、はみだしている方を招き、将来の広告がどうなっていくかヒントを探ろうという会。今回は「Advertising is Dead.」というテーマで、GROUNDの高松聡氏のお話を聞いて、内容をメモしました。うまく聞き取れていない部分、理解できていな部分があるかもしれませんが、聴講のメモとしてご了承ください。

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はじめてカンヌに行ってみた絵日記(後編) – Cannes Lions 2012

1年前に行った、カンヌライオンズ2012滞在 絵日記(前編)からのつづきです。はじめてカンヌへ行ってみて、いろんな人にご一緒させていただいて、なんとかカンヌにも慣れてきた5日目からの絵日記です。慣れてきたせいか、どんどん本来の主旨以外のことにも手をだしはじめ・・。いろいろ歩きまわってみたり、買い物してみたり、観光してみたり・・。や、でもしっかり会場にもほぼ毎日行ってましたよもちろん‥。

2012.06.20

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クリエーティブ×テクノロジーが成功するチーム編成の肝になるのか?(ad:techレポート)

■ART & COPY から「クリエーティブ × テクノロジー」へ


1960年代にVolkswagenの事例に代表されるような、アートディレクターとコピーライターがチームを組んで広告を作るやり方が広告における革命だったと語られていて、それはドキュメンタリー映画のART&COPY」の中でもVolkswagenの「Think Small」などの事例で紹介されていました。
 
これが現在ではもう変わっていて、最近の広告では表面上の表現だけではなくユーザーを巻き込んでいくしくみであったり、メディアが複雑に絡み合うしくみであったりというような、クリエーティブだけでは組み立てられない構造になってきています。つまりクリエーティブディレクターとテクニカルディレクターが協力して広告プロモーションを組み立てることが必要になっている。
 
そんな現状の中、クリエーティブ × テクノロジーを実践している方のお話をということで「クリエーティブ x テクノロジー:最新テクノロジーが生み出すイノベイティブコンテンツ」というタイトルで、3人の方から自身の考えや事例紹介がありました。
 
  • 佐藤達郎 多摩美術大学教授(モデレーター)
  • 岩田慎一 ライフネット生命保険株式会社マーケティング部部長代行
  • 野添剛士 博報堂クリエイティブ・ディレクター
  • 菅野薫  株式会社電通クリエーティブ・テクノロジスト


■誰がクリエーティブ × テクノロジーの担い手となるのか?

名前からしてこのセミナーのテーマに合っているクリエーティブ・テクノロジストという肩書きの菅野氏は、以前はコンサル的な部署に在席していたため、現状をヒヤリングしながら今やるべきことを相談して決めていくスタイルを今でも行っているとのこと。担当している業務内容は、広告というよりも商品開発だったりもするということで、従来の発生した仕事を受ける代理店的な働き方ではなく、現状をふまえ今後どうしていくべきかを一緒に考えるパートナーとして関わっているそうです。事例紹介としては、カンヌでもゴールドを取っていたHONDAの「Connecting Lifeline」や、TOKYO FMのしゃべってどんどん学習していく車のパーソナリティ プチェコの「Honda Smile Mission」紹介されました。
 

もともとFlashをつかってアニメーションを作ってみたりする作業も菅野氏自身がされていたとのことで、自身が技術的な知識やスキルを持っていることもありますが、TOKYO FMの事例のようにWebはspfdesign Inc.、ソフトウェアはQosmo、ハードウェアはRhizomatiks、映像はLIFTと、得意分野の際立った会社とコラボレーションしていて、このあたりの仕事のすすめ方にも「クリエーティブ × テクノロジー」のポイントがあると思いました。
 



■クリエーティブ × テクノロジーってどう実現する?

博報堂 クリエイティブ・ディレクター野添氏からはスマートフォン GALAXYのプロモーション「Space Ballon Project」の紹介がありました。このプロジェクトは、スマートフォンを風船に繋げそのGALAXYという商品名のごとく上空3万メートルまで上げて、みんなが投稿していたメッセージがスマートフォンに表示され続ける映像をみんなで同時に見る、というプロジェクト。バスキュールとのブレストの中、商品名からの連想でコアとなるアイデアはすぐに決まったそうです。
広告表現が決まると、それをどう実現していくかというテクノロジー部分を試行錯誤して検証していくという流れになる。Space Ballon Projectの場合は、テスト撮影をしたり、実際に風船を上げて通信ができるか試したりもした。テストでは通信ができなかったりした失敗もあったのだけど、そのテストの映像にクライアントもどんどん乗り気になったそうです。

表現のアイデアを実現できるか技術検証、プロトタイプの制作、テスト実施から作り上げていく流れが、今までにない、クリエーティブ × テクノロジーを実現するのに必要な流れだと感じました。


■クリエイティブ×テクノロジーの効果は?

ライフネット生命 岩田氏から、ライフネット生命×Webクリエイター CONTENTS BATTLE!」の紹介がありました。これはカヤック、クリプトン・フューチャーメディア、はてな、チームラボとライフネット生命が共同で行った企画で、ライフネット生命のバズを起こすことをお題にして制作会社を競わせたプロジェクトでした。Facebookからの一般投票で優勝を決め、最終的にクリプトン・フューチャーメディアが優勝したそうです。この企画意図としては、生命保険を現状でリアルに検討している人にはリスティング広告で十分効果があるが、今はまだ検討していないが、いずれ思い出してもらうために記憶に残すための企画としての実施のようでした。また、テクノロジーをうまく利用したコンテンツには体験できるコンテンツが多いため、ブランドに触れる回数や深度が増すため、将来検討段階で思い出してもらうための何かを残すことができるのでは、という紹介でした。
 



■クリエーティブ × テクノロジーがなぜ必要?

これはやはりアイデアがでたときに、どう実現するかというフィジビリティがすぐ話し合えって結論がだせるというところが大きいようです。また先にもありましたが、現在の広告施策では、表現だけにとどまらず複雑なしくみやメディア間を連携するものが多く、そういったものの理解がないままに全体のフレームを考えることが困難になってきているのだと思いました。また、ここについては、クライアント的にはテクノロジーが無くても売り上げあがればいいよ、という意見もでていました…。



■クリエーティブ × テクノロジーは今後どうなる?

ユーザーには意識されないほど、ごく普通にテクノロジーが広告の中に使われていくだろうということでした。制作側で言えば、コピーライター等と同じように、テクノロジーをベースにクリエイティビティを発揮する働き方をする人が増えていき、当たり前のスキルとして今後必要とされていくだろうという意見がありました。こういった視点をもって部署やチームの編成、採用活動をしていくことが、今後に繋がるのだと感じました。

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アドテック東京

マス×ソーシャルの肝は「バルス祭り」「よろしくお願いします祭り」で学ぶ(ad:techレポート)

ad:techの講習、なんだか概念的なものが多い?と感じつつも初めてのad:techを満喫しました。2コマ目で受講したのは、マスメディア×ソーシャルメディアの連携が産み出す相乗効果について、「マス」「ソーシャル」から生まれる最適キャンペーンとは?というテーマでのセッションでした。マスだけでも、ソーシャルだけでも成り立たなくなってきているキャンペーンについて、過去に成功した事例紹介とポイントの説明がありました。

 

■メディア、クライアント、インターネット広告といろいろな立場からの登壇者

原 浩生氏
日本テレビ放送網(株)編成局メディアデザインセンターメディアクリエイション部主任
長澤秀行
(株)サイバー・コミュニケーションズ代表取締役社長 CEO
鹿毛康司
エステー(株)執行役 宣伝部長 / クリエイティブ・ディレクター
坂井康文
サントリーホールディングス(株) 広報部デジタルコミュニケーション開発部長
徳力基彦
アジャイルメディア・ネットワーク(株) 代表取締役社長

■いかにお祭り化するかがポイント

日テレの事例紹介として、過去にソーシャル×マスで盛り上がったものとして、「バルス祭り」が挙げられました。Twitterの世界記録(秒間2万件、前後も入れれば10万を超える)を持っているラピュタの例のアレです。その次の祭りとしては、サマーウォーズのエンターキー押す所、「よろしくお願いします祭り」というのも発生しているそうです。番組開始前に公式アカウントからの発信で視聴者を確保しておくことで、映画後半の視聴率アップに繋がったという、ソーシャルの盛り上げ=視聴率の向上となったわかりやすい事例でした。また、ソーシャルでの盛り上げがあると、CM中の視聴率がそんなに落ちないという傾向もあるそうです。普段ならCMになるとチャンネルを変えていたところですが、ソーシャルがあるとCMの間=ツイートしてみんなに共有する時間ということでの視聴率維持ではないかと。実際にCM中にはツイート数アップしているそうです。お祭り化、イベント化=成功の原因ということが言える事例でした。

■番組と連携するCMは「タイムCM」での放映が効果的

  • タイムCM :番組自体に連動したCM
  • スポットCM:どこに流れるかわからないCM。ここ10年の主流

アニメ番組のCMで、そのアニメのキャラクターがCMで商品紹介をするパターンや、サッカーワールドカップのCMで流れたHONDAのCM「負けるもんか」のYoutubeURLを公式IDから流して共有・拡散の勢いをさらに強めることであったり。ソーシャルと連携するなら繋がりをうまく取れるタイムCMで出していく方が効果あるとのこと。つづきはWEBでっというざっくりとした繋げ方ではなく、もっと自然に繋げることができる。

また、CMのつくりかたも変わってきているという指摘がエステー(株)の鹿毛氏より。謎のところいっぱい残しておく方がもっと見たくなる、調べたくなるので、エステー(株)ではソーシャルでさらに調べたくなるような中途半端なCMつくりを目指しているというお話が。テレビで完結していたCMが、ソーシャルに参加することで完結するCMというパターンもでてきそうです。

■トータルコミュニケーションの必要性

ひきつづき怒涛のトークのエステー(株)鹿毛氏。すごいパワフルでした。エステー(株)は企業のCM投入ランキングでは267位で、「ものすごい投入量のサントリーさんとは違って…」と同じ登壇者のサントリーと比較させながら、少ない投入量をいかに効果的に盛り上げていくかという事例を紹介されました。その中で鹿毛氏自らの手書きの紙を表示されましたが、CMの投入からネットニュース、Twitterでの論調、TMRのツイート、ミゲルのTV出演など、どんな風にしてコミュニケーション全体が大きくなっていったかがわかりやすくまとめられていました。

またマスとソーシャルをどのように連携させて話題化させていくかを、クライアント、広告のプランナー、ネット系の制作者、いろいろな考えを持った人があつまって相談しながらしくみを作っていったそうです。それがまとめられていた資料も紹介されましたが、こちらも鹿毛氏の手書きで、モデレーターの徳力氏が「これは写真撮っても、持ち帰ってこれを見ても内容は説明できないですねぇきっと。」とおっしゃっていたのですが、やはり解読できませんでした…。

ただ、ポイントとしてはコンテンツの特性を見極めてどのようなメディアを使っていくか検討すること、ここができないと代理店の価値がないとクライアント側からの意見がありました。オールデバイスの効果測定ができるようになってきていることで可視化されている。これを活用してベースアップしていくための土壌としてのFacebookを活用していくことがこれからできることだという指摘でした。

■登壇者よりポイント・アドバイス

  • ソーシャルは短期的成果が見えずらい。年金みたいに早めに利用してその価値をどんどん貯めるのがよい。
  • 常時ONであるモバイル・スマホをマスとどう連携させるかを常に考える必要がある
  • TVはファンタジー、ソーシャルはリアルという感覚。ソーシャルの声はそのまま流すくらいじゃないとメリット活かせない
  • 技術論ではなくて、女性をくどくためにどうするか、くらいのつもりで考えること
  • 話すだけではなくて、声を聞いて反応を見るところから始めること

キーノートで語られた下の6つのポイントと共通することが満載の実例紹介でした。

1.Be authentic
2.Be Useful
3.Be entertaing
4. Be Relevant
5.Be Timely
6.Listen

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アドテック東京
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企業がFacebookでファンとコミュニケーションするのに必要な6つのこと(ad:techレポート)

昨年度開催されているときに、SNS上でみなさんの投稿がなんだか楽しそうだなぁと思って会社からしげしげ眺めていたad:tech tokyo、これに参加させていただきました。家から向かっている途中に、カンファレンスパスを会社に置きっぱなしにしたというミスをしましたが、なんとか開始5分くらいで到着することができました。広い会場はすでに満員となっていたので、別室にてFacebook グローバル・クリエイティブ・ソリューション・ディレクター Mark D’Arcy氏の講演をはぁはぁ言いながら聞きました。

■Facebookユーザーがいつも見ている場を活用するには
ユーザーはFacebook閲覧時間の40%はニュースフィードを見ている。ここをマーケターが活用してファンとの対話に参加するには、そのブランドの存在意義が必要である。ユーザーが楽しくコミュニケーションしている場に企業が入っていくには、それ相応の存在する理由が必要である。またブランドの信憑性が必要で、言ってることとやってることが一致していることが重要だというお話。その後、以下の6つのポイントがあるという流れでした。

■ブランドがファンと対話する際に必要な6つのこと

  1. Be authentic

    ブランドが掲げるコンセプトと信憑性があること
    【事例】Grey Coupon 

  2. Be Useful
    便利に使ってもらえること。ツールやユーティリティなどを提供して、ユーザーに便利に使ってもらえること。
    【事例】nike id、fuel band

  3. Be entertaing
    面白みがなければ注目しない。写真、ストーリー、ウィットなどで興味をひくこと。
    【事例】Red bull
    【事例】ポカリスエットのソーシャルラジオ

  4. Be Relevant
    ユーザーと関係性があること。またそのグループに対しての濃密な関係形成。

  5. Be Timely
    タイムリーであることが重要である。同じ実生活にすんでいることを実感できる、同じ経験を共有したいと思っていること。

    【事例】OREO – DAILY TWIST…その日にちなんだオレオ画像を投稿してユーザーの共感を得た事例。これはひとつひとつのアイデアが素晴らしくて、思わずいいね!してしまいますね。

  6. Listen
    人々の話に耳を傾けること、そしてそれをアクションに反映すること。
    【事例】LAY’S 新フレーバートレンドをユーザーに聞いて、分析した事例。

■常に自分にこの2つのことを問いかけよう

Why care? …どうしてみんながこのコンテンツに関心もつの?
Why share? …なんでこのコンテンツシェアしたいって思うの?

この2つの問いを、施策を考える初期段階からちゃんと考えることが重要で、このことは最後に拡散するためだけにSNS連携を付け加えるようなものではない。

■エンゲージメントのレベルが高い日本人

日本人はブランドへの熱狂度が海外に比べて強いのだそうです。数値的なデータとして、以下が紹介されました。

60%… 自分のアイデンティティを表しちゃうからこのブランドが好き
67%… クーポンあるしこのブランドにいいね!する
74%… 有益な情報が取得できるから企業をフォローしている
22%… Facebookの情報を見て実際に購入した人の割合

これらの数値をふまえつつ、先の6つのポイントから外さないようなコミュニケーションを行なって施策を実施することがこれからのマーケターに必要なことだと指摘しました。

地下の企業展示ブースも楽しかったです。

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アドテック東京
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ACC CM FESTIVAL 2012入賞作品リスト

コーポレート系のコツコツしたWeb制作会社にいた頃から、現在の広告代理店子会社であるプロダクションに入社して感じたことのひとつに、「アワード」というものが本当にいろんな種類あるなぁ、ということでした。Web業界にもあるにはあるんですが、カンヌライオンズやクリオ、D&AD、アドフェスト、Spikes Asia…といった大きな規模のものから、これから芽の出てくるディレクターを売り出すようなリマーカブル・ディレクター・オブ・ザ・イヤーというような仕組みがあったり。業界として人を育てていったり、よいものをしっかり認めてお互い高め合ったりという全体のフレームがよくできてると感じました。

で、Spikes Asiaが発表あったなーと思っていたらまたすぐにACC CM FESTIVAL が発表されていたので、さっそく見てみました。

■TVCM部門まとめてみた

TVCM部門の受賞作品をまとめてみました。
http://matome.naver.jp/odai/2134883270142263801

ストーリーが展開するシリーズが多い中、ひとつだけの企業ブランドCMでACCグランプリをとっている本田技研の「負けるもんか」はやはり光っていると感じました。

質庫 ぜに屋本店の企業CMを見たの、「ああそういうことか!」感だったり、武士が店員さんにお姫様抱っこされてつれていかれるあたりもすごく好きです。

ストーリー展開ものの中では、ダイハツの映像の雰囲気や展開が個人的に一番好きで、なんだか映像にひきつけられます。なぜかはわかりませんが・・。

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ACC CM FESTIVAL 入賞作品
http://www.acc-cm.or.jp/festival/12fes_result/

Spikes Asia 2012 結果発表 見てみた

アジア版のカンヌを目指して開催4年目の広告祭であるSpikes Asia 2012(スパイクスアジア広告祭)がシンガポールで開催され、結果が発表されています。カンヌは総応募数:34,301点、Spikes Asia:4,860点と差はありますが、前年比で30%以上増えてきている等、どんどん盛り上がってきている広告祭のようです。(行きたかった。)カテゴリ内容や各社のセミナーなど、内容みているとほんとカンヌと同じようなしくみのようです。カンヌはライオンだけど、こちらはなにだろう?と調べてみたら三角柱なトロフィーのようです。検索してみたらこんな写真が。

■日本からのエントリー勢い
DigitalカテゴリでShortlistを見ると、JAPANのエントリーの勢いがすごいなぁとひと目でわかる。もちろんアジア環太平洋地域のだから当然なのですが、カンヌのときは世界中からのエントリーだったので、圧倒的に入ってきている数がこちらのほうが多くて、見てるだけで楽しくなってきます。Bronze受賞作品を見るだけでも、全12作品中の7点が日本からの作品です…。これは授賞式も楽しそうです。

■日本勢の受賞作品をいくつか見てみた

【shortlist】

氷結 – AVATAR LIVE
入賞はしてないのですが、このいかにもWebっぽいコンテンツが自分は好きなので、挙げてみました。

【Bronze】

COGOO – TURNTABLE RIDER
自転車の楽しさと音楽を聞く楽しさ、どっちも共存させるぜ、的な作品。これもDigitalカテゴリなんですね。カンヌでも毎回審査委員長によってそのカテゴリの選定基準の考えや話し合いがあるとのことでした。カンヌのCYBERとSpikesのDigitalもまた微妙に意味合いが違うのかもしれません。

AXE DRY | HOT ANGLE
もうAXEは毎回どんな楽しいコンテンツが来るのかなーというブランドができあがっていますよね。カンヌでもAXE Excite – Fallen Angels(リンク:http://www.youtube.com/watch?v=WRnBHHcdHJQ)がthe Creative Effectivenessカテゴリでグランプリを取っていました。あれに比べると、バカっぽさが飛び抜けていて、かつデジタルのしくみや環境もうまく組み込まれていて。

【Silver】

SPACE SHOWER TV ‘MUSIC SAVES TOMORROW’ – SPERM VISUALIZER
これは先日の川村真司氏のセミナーでも紹介されていたPVがここにも。Silver!。でもこれもDigitalカテゴリなんですね?たしかに実際採取した精子を観察研究して、その動きやテクスチャをCGでつくって動かしてということでデジタルなものですが。カンヌでは全体的な審査基準として、この施策の結果として何が起こったか、人の意識が変わったか、人の行動を喚起したかというポイントがあるように感じましたが、Spikesはまた基準が違うのかもしれません。これはやはり一度参加してみねば…。

TOKYO FM – CAR RADIO-PERSONALITY
もうかわいくて好き、夢があるなぁのそれにつきます…。進化した人工知能がはやく身近に欲しいですね。

【Gold】

HONDA MOTOR – DOTS NOW
3G回線をもちいたリアルタイムな走行データをルート選択等のスマートな運転に活かそうというコンセプトのカーナビシステム「インターナビ」。これの特長を伝えるためのサイトであるdots by internavi(リンク:http://www.honda.co.jp/internavi-dots/#/now)。ビジュアル表現などすごく好きなのですが、よく考えたらカーナビ実機はこのデザイントンマナではないんですよね…。このdots by internaviのWebサイトのデザインでつくったカーナビが欲しい!と思ってしまった…。

GrandPrix】

HONDA MOTOR – CONNECTING LIFELINES
カンヌでもCYBERのGold、DIRECTのSilverを取っているCONNECTING LIFELINESがこちらでもグランプリを!震災直後に被災地域へ支援に向かうためのライフラインとして、実際に通行できた道路情報をすぐに提供したというコンテンツで、的確なコンテンツを素早い行動で実現したことが評価されているのだと思います。しくみ自体を伝えるWebサイトdotsがGoldで、CONNECTING LIFELINESがGrandPrixというこれは一式まとめて受賞という快挙じゃないでしょうか。

もっと他にも日本受賞作品ありましたが、いくつかピックアップしてみてみました。
これは一度行かねばだなぁ…。

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Spikes Asia 2012
http://www.spikes.asia/

Spikes Asia 2012 – WINNERS
http://www.spikes.asia/winners/2012/

はみだし塾 vol.11 川村真司氏

2012年9月11日
AOI Pro. 大崎本社 大会議室

葵プロモーションさんが開催されているはみだし塾。はみだした広告作っている方を招き、これからの広告がどう変わっていくかのヒントを探ろうという会。無料で誰でも参加できるため、早速行ってきました。

■企画の根底「SIMPLE & UNIVERSAL」

  • 東京、ロンドン、アムステルダム、ニューヨークとさまざまな国・広告代理店で広告を作られてきた
  • その経験からどの国や文化でも人間が本質的に感じる部分を企画の核にすることで、より強い・拡がりのある作品が作れると感じた
  • 「SIMPLE & UNIVERSAL」を企画の根底で意識している。

その後、広告を作る時気をつけている3つのポイントに沿って事例が紹介されました。

■ポイント1:「CREATIVE PROCESS」(作り方から作る)

  • 対象をどう伝えるかをロジカルに考えて表現を作っている
  • 制作前(どう作るか)から制作後(どうひろがるか)まで考える
  • プロトタイプを作って検証しまくる
  • 制作プロセスもコンテンツの一部となる

【事例1】SOUR – 日々の音色
 シンプルなアイデアで世界中から視聴

【事例2】androp – Bright Siren
 メイキングのプロセスごとエンターテインメント

【事例3】androp – World.Words.Lights.
 ライゾマや明和電機と協力

【事例4】SPACE SHOWER TV – MUSIC SAVES TOMORROW
 真鍋大度氏、清水幹太氏と共に本物の精子を動かそうと試みた事例 実際はCGに

【事例5】NHK – TECHNE
 いろんな方の作り方~作品をみたいため企画

■ポイント2:「NEW USE OF MEDIA」(メディアの新しい使い方)

  • 横井軍平氏「枯れた技術の水平思考」
  • 知っている技術を違った使い方をしてうまく使うこと
  • 今ならTwitterを何かうまい使い方考えたりするほうが

【事例6】Rainbow in your hand
 パラパラの軌跡が虹に。めくる動作をエンターテインメントに

【事例7】SOUR – 映し鏡
 ブラウザ、MVを違った形で使用。清水幹太氏との初の協業

【事例8】SONY – MAKE TV
 ソニー製品を駆使したインタラクティブTV番組

【事例9】ユニコーン×宇宙兄弟
 雑誌や漫画、CDに散りばめたメディアミックスな隠し要素をMVでタネ明かし

■ポイント3:「STORYTELLING TECHNOLOGY」(新しい物語体験するためのテクノロジー)

  • 適しているテクノロジー、メディアを選択して使うこと
  • ただ流行ってる新しい技術というだけで使った作品は数年後にどうでもいいものになってしまう
  • いろいろなテクノロジーをちょっと違った使い方で

【事例10】androp – Bell
 曲のテーマである伝えることの難しさをTwitterとゲームで表現

【事例11】TOY TOYOTA – Backseat Driver
 TOY TOYOTAというおもちゃブランドを通じて社の姿勢を伝える

【事例12】intel – POP-UP THEATER
 フラッシュモブ的な映像をYoutube上でひろめる

■3つのポイントのバランスが大事

  • 「CREATIVE PROCESS」「NEW USE OF MEDIA」「STORYTELLING TECHNOLOGY」のバランス
  • アイデアとテクノロジー検証は同時に進めているが、自分も技術について理解するようしている
  • アイデアやクラフトを担当するCD と 技術、実現を担当するTDでのチーム

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川村真司氏
http://www.masa-ka.com
http://prty.jp/

はみだし塾
http://hamidashi.com/